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増田セバスチャンの目には、人より多く色が見えている

増田セバスチャン

増田セバスチャン

 原宿の街で一際目立つ真ピンクの外壁。入ってみると原色カラーが「これでもか!」とふんだんに使われたおもちゃ箱のような店内。スタジオではない。こちら増田セバスチャン氏のプロデュースするショップ「6%DOKIDOKI」で、若い女子向けのファンシーな雑貨や奇抜な色合いの洋服などが販売されている。この独特な世界観は『PONPONPON』や『つけまつける』など、きゃりーぱみゅぱみゅのPVやライブの美術などでもお馴染みだ。増田氏はそんな原宿発信の「カワイイ」カルチャーに長年こだわり続けてきた第一人者である。そんな増田氏がここまで色にこだわる理由とは?

「僕、4歳くらいまで難聴だったんです。その頃に聴覚で得るはずの情報は、視覚が補う役割をしてたと思うんです。その分、見える色の情報が人より多かったはずで。そういう経験から、大人になった今でも見える色彩は人よりも多いかもしれないですね。その経験が今の作風に生きているんじゃないかと」

 つまり、普通の人に比べて色がたくさん見えるということだろうか?

「そう。僕が使いたい色って、大抵パントーン(色見本帳)に載ってないんです。一見、全色あるように見えるんですけどね」

 例えば、赤という色だけでもかなり細かくあると思うが。

「それが意外とない。この仕事をしてから『あ、見えてる色彩が多いなぁ』って実感しました。だから僕、老後は新しい色の発見に費やしたいんですよ。新しく『セバスチャンピンク』みたいな色が出てくるといいなって思ってるんです(笑)」

<取材・文/轟 夕起夫 撮影/横田達也>

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表紙の人/有村架純

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