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今どき「エクセル」も使えない50代社員は大迷惑

やれ、「ゆとり世代はガッツがない」「バブル世代はお調子者で仕事ができない」「団塊世代はもらうだけもらった逃げ切り世代」……。とまあ、世代間のディスり合いは常に不毛なものだが、実は今、こっそり会社でお荷物となり疎まれているのが「50代」だという。昭和の“企業戦士”の最後の世代、気づけば“老兵”となった彼らが巻き起こす混乱を見ていこう。

◆統計作成が仕事なのに、エクセル知識もない担当課長

エクセル, パソコン, 同僚, 残念な人 山本和寿さん(仮名・49歳)の部下である52歳の担当課長は、かつての山本さんの上司。役職定年で「担当課長」となり、現在の職務に就いたが、「日がな一日、喫煙スペースに入り浸っていてまったく仕事をしない」という。

「統計やリポートの作成が彼の仕事なんですが、肝心のエクセルをまるで使えないんです。ただ彼は地方の支社長を務めた経歴があり、話術は巧みで世渡りはうまい。同僚に教えてもらうポーズを取りつつ、なし崩し的に仕事を丸投げして帰ってしまうんです」

 上司としては一応、教則本を読んで勉強してほしいとやんわり伝えてはみたものの、「オレは昔、土日も関係なく出社して会社のために働いてきた。だから今はラクをしてもいいはずだ」と強弁。

「一方で会社の福利厚生は隅々まで知り尽くしていて、有給休暇も保養施設もフル活用。また副業でアパート経営もしていて、入退去の立ち会いがあるときは、『腰が痛くて』などと言い訳し、そそくさと早退します。そして会社経費の飲み会ではここぞとばかりにハッスル(笑)。三次会まで全員参加を強要して昔話と説教を続けます。普段は年上の自分が奢るのがイヤなのか、『老いぼれと飲んでも楽しくないだろ』などと言って、まったく飲み会に出ないのに(笑)」

 そんな彼でも約1300万円の年収を手にしているそうで、今後は関連会社の要職を経て、莫大な退職金を手にすることになるそう。

「給与体系が変わったことで、私は彼と同じ年齢になってもそこまでの高給を手にできないし、関連会社のポストも自分の世代には残っていません。だから彼の世代が正直羨ましい部分もあります」

 しかも、山本さんの下の世代は、さらなる待遇悪化が予測される。

「自分も下の世代から同じ目で見られるかもしれませんが、後ろ指をさされることだけはしたくないです。仮にズルやラクをするにしても、周囲にバレないようにするのが最低限の心遣いだと思うんですよね」

― 50代[不良在庫社員]の大迷惑【4】 ―




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