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アニメーター、デザイナー、テレビ業界etc.の不景気事情

アベノミクスで景気が上向いたと言われるが、賃上げやボーナスの増加でホクホク顔なのは一部の大企業だけ。その恩恵に与れず過酷な状況にあえいでいる業界は多い。介護、飲食、IT、アパレルetc.の悲惨な経営環境、労働実態をリポートしてきた(https://nikkan-spa.jp/707514◆まだまだある不景気業界 <アニメ業界>  アニメ業界の中でも最もキツイのが作画を担当するアニメーターだ。雇用形態は個人事業主の場合が多く給料は出来高制。セル画1枚の単価は200円前後。アニメーターがひと月に描ける動画の枚数はせいぜい400枚程度だから、諸経費などを引かれると、手取りは月7万円ほどになってしまう。募集の際に「親のもとから通う」「親の仕送りがある」と条件がつく場合もある。 不景気業界<デザイン>  価格の安い仕事を多くこなす。薄利多売で帰宅できるのは3日に一度。人件費がかさみ経理兼デザイナーという肩書の社員もいるほど。寝袋持参して出社する社員も珍しくない。 <修理業>  主に車やバイクの修理や申請を行う業種だが、工場仕事なだけに拘束時間は極めて長い。給料は12万円程度。個人店の中には売り上げが見込めず、副業でバイクの車体番号の付け替えを行っている店もある始末。 <美容師>  午前中は店舗準備やアシスタントとして働き、閉店後は深夜までヘアカットの練習でもちろん賃金に含まれない。給料は10万円にも満たず、独立するチャンスを逃せば使い捨てられて終わり、という業界だ。 <テレビ業界>  ネットの台頭で広告収入が厳しく、そのツケは現場の人間に及ぶ。早朝番組担当なら朝の4時に起床し、翌日の準備を行い帰宅は12時頃。それでも給料は10万円にも満たないのもザラ。貯金がまったくできずに飼い殺しにされている人間も多い。 取材・文/真鍋 厚 三本 真・小山内孝之(STUDIO KEIF) ― なぜこの業界は、不景気のままなのか?【7】 ―
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