ブレット問題発言「こんな会社、やめてやる」――フミ斎藤のプロレス講座別冊WWEヒストリー第241回(1997年編)
“ロイヤルランブル96”(1996年1月19日=テキサス州サンアントニオ、アラモ・ドーム)のカオス状態のエンディングは、そのあとにつづく大きなドラマのプロローグに過ぎなかった。
WWEは1月20日、21日の2日間、テキサス州ボウマント、ルイジアナ州ラフィエットで“マンデーナイト・ロウ”2週分とシンディケーション番組“スーパースターズ”2週分の集中TVテーピングをおこなった。
前夜の“ロイヤルランブル”でレフェリーのミス・ジャッジによって時間差式変則30人バトルロイヤルの優勝を逃したばかりか、3.23“レッスルマニア13”のメインイベント出場権とWWE世界ヘビー級王座への挑戦権を失ってしまった“ヒットマン”ブレット・ハートは、1.20“マンデーナイト・ロウ”生中継ワクのTVインタビューで「こんな会社、やめてやる」と発言。他団体(WCW)への移籍を示唆する政治的コメントに一瞬、アリーナの空気が凍りついた。
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ