金持ちはどのように資産運用しているか? 庶民も学べる運用方法
先行き不透明な時代において資産運用での“自己防衛”は必須だ。しかし、やらなければと思いつつも実際にはむしろムダな出費にカネをかけている人が多いのではないか。今回、実際に資産を築いた人たちの運用方法を丸裸にした。その手練手管をぜひ生かしてほしい。
「一つのカゴに卵を盛るな」という投資の格言がある通り、ポートフォリオをいかに組むかは資産運用における永遠のテーマと言っていい。その意味で、上手に運用して資産を築いた「お金持ち」たちのやり方は、いい教材になるだろう。
野村総合研究所によれば、純金融資産1億円以上を持つ富裕層・超富裕層は全世帯の2%強だという。野村證券での富裕層向け営業など経て、現在はAI搭載の資産運用サービスを手掛ける「お金のデザイン」CEOの中村仁氏は「富裕層は大きく3タイプに分かれます。第1に経営者、第2は地主など不動産リッチな人、第3が相続を受けた人。それぞれ資産運用の志向も違うんです」と話す。
「まず、経営者のポートフォリオは自社と密接に結びついているので、一番儲かる投資対象は自社です。金融資産のことを考えている時間よりも事業を優先したいので、おのずとプライベートバンクに預けたり、付き合いの長い証券会社の営業にまかせることが多いですね。一方、地主の人はやはり不動産信仰が強く、金融資産を好まないことも多いです。そして相続を受けて資産を持った人は保守的なポートフォリオにしがちですね」
では“お金持ちの会社員”ではどうか。今回、個人資産5000万円以上を保有する会社員100人に「保有している主な資産クラス」を尋ねると、以下のようになった。
<保有している資産クラスは?(複数回答)>
1位 96人 預金
2位 79人 株式
3位 69人 不動産
4位 59人 投資信託
5位 59人 保険
6位 43人 外貨預金
7位 32人 債券
8位 18人 金(ゴールド)
9位 17人 REIT(リート)
10位 13人 FX
11位 6人 仮想通貨
12位 3人 その他金融商品
対象/個人資産5000万円以上を保有する会社員100人(調査期間/2月18~21日)
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