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元地下アイドルが極貧時代の「副業」告白。2時間2万円、“全裸”でポーズ

 はじめまして。「元地下アイドル」で現在は海外在住歴10年のmiumiuと申します。地下アイドルとして活動しながら副業に精を出す女性は多いですが、かつて地下アイドルとしてライブに出演しながら「ヌードモデル」をやっていた私の経験についてお伝えしたいと思います。

「セクシー路線」の地下アイドルだった

アイドルのライブ会場

※写真はイメージです

「地下アイドル」と聞くと、どんな姿を想像するだろうか。たぶん今は「地上派を中心としたテレビなどには出られないけど、ライブ活動を中心にがんばっている女の子たち」なのではないだろうか。「ライブアイドル」と言い換えてもいいかもしれない。  だが、私が活動していた10年前くらいまでは黎明期でまさに玉石混淆。今の「ライブアイドル」同様、清純派かつ正統派でいつかは地上に浮上する可能性がある子たちもいれば、いかにも「地下」らしいタイプもいた。私が属していたのは後者だ。
ジャケ写

CDのジャケ写。顔と名前はハートマークと黒帯で隠させてもらったが、当時はもちろん顔出しだ

 ライブなどのあとに手売りしていた「音楽CD」のジャケット写真は裸同然。  つまり10年前は、「セクシー路線」を売り物にする「地下アイドル」もいたのだ。私はライブなどにも出演していたが、主な仕事はイメージDVDやグラビアサイトの撮影、露出多めの衣装や水着を着てファンとの交流会や撮影会に参加……ときには女子プロレスよりもセクシー系に寄った「キャットファイト」の試合に出場することもあった。  ただし、嫌々だったわけではない。もともと地下アイドルになった動機が「大好きなサブカル業界をさらに深く知ること」だったので、それも地下アイドルの側面として楽しんでいたからだ。  とはいえ、いかんせん地上のアイドルとは稼げる額が雲泥の差。年中ひもじい思いをしていて、今日食べるご飯にも事欠く暮らしだった。

「極貧生活」でヌードモデルは「おいしい仕事」

 そこに救いの手を差し伸べてくれたのが、成年漫画業界関係者の“元カレ”である。彼が私にくれた仕事は「成年漫画家さんたちのヌードモデルになること」だった。「それは手を差し伸べたんじゃなくて地獄につきおとしたんじゃないか?」と思われる人もいるかもしれない。  でも前述のように元来サブカル好きの私は「セクシー路線の地下アイドル」卒業後は「ロマンポルノやVシネ」への転向を望んでいた。ヌードモデルも「脱ぐ仕事」。場数を踏むのに良い機会だ。  こうして私と元カレはヌードクロッキー会兼撮影会の共同主催者として活動することになった。
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2時間2万円で「撮影可」
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ベトナム7年、オーストリア2年の在住歴を経て、現在はバックパッカー活動中のフリーライター。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員

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