仕事

「サイコロで給料が決まる」驚愕の制度を採用するIT企業。社員から文句が出ない不思議

中古車販売大手・ビッグモーターの不正の背景には、パワハラ気質の「社訓」があったのは周知の事実。企業がブラックなら社訓もブラック、その逆も然り。ビッグモーターが図らずも証明した格好だ。そこで、社訓からブラック職場の重症度を読み解く術を、実例を交えて紹介する!

非ブラック企業のバカ社訓

『「つくる人を増やす」会社のユニークすぎる社内制度』IT 面白法人カヤック
バカ社訓でわかる[ブラック職場の重症度]

社訓にある「つくる人」は、ものごとに対する主体的な意識を意味する。目指すのは、「世の中を主体的に面白く!」だ

面白法人カヤックは、神奈川県鎌倉市に本拠を構えるコンテンツ制作やサービス開発を行うIT企業。「面白法人」と名乗るだけあって、社訓(経営理念)はたった一つ。「つくる人を増やす」と実にシンプルだ。 ただ、正直、意味がわからない……。

社訓に込められた意味とは?

その含意を広報部長の梶陽子氏に説明してもらった。 「社名にある『面白法人』という言葉には、弊社が大事にする3つの企業理念が詰まっています。まず、自分たちが面白がり、次に周囲から面白いと言われる。 そして、世の中に面白がる人を増やす、です。経営理念(社訓)に掲げる『つくる人を増やす』とは、これら3つの企業理念を実現する方法なんです」
次のページ
ハラハラドキドキのユニークな制度
1
2
おすすめ記事