終わらない「JKビジネス」のいたちごっこ。口コミや紹介制でさらに過激に
「JKリフレ」や「JKおさんぽ」など、未成年による売春の温床とされ、かねてより問題視されてきたJKビジネス。
ここ最近では、今年5月に労働基準法違反容疑で元経営者が逮捕された池袋の「JK折り鶴」が記憶に新しい。
これまで、当局と経営者のあいだで法をかいくぐったいたちごっこが続いていたこの業界だが、最近ではビラ配り規制等もあり、秋葉原や池袋のJK系店舗のほとんどが未成年を雇うことをやめ「健全化」している。
むしろ相次ぐ摘発により、JK系店舗の市場規模も、ピーク時の2012年から13年に比べて減少傾向にあるとも言われている。
◆アングラ化していたJKビジネス
こうした背景もあり、沈静化したかに思われるJKビジネスだが、事態はむしろ悪化しているという指摘がある。
都内某所。繁華街のどまんなかにある雑居ビルの某フロアで、看板を掲げないJK系の店舗がひっそりと営業していた。
この店は、未成年と思われる女性がカーテンで仕切られた2畳ほどの個室内でリフレマッサージをするという形態をとっているが、常連客のコメントによると実態はより過激なようだ。
「客は僕を含めてすでに閉店したJK系の店の常連客がほとんどです。ネットの掲示板の情報をもとに、JK系の店舗の元経営者がこの地にひっそりと店を開いたのを知ったのはいまから2か月前のことでした」(常連客)
常連客によると在籍数は30人以上、中には高校入学間もない年齢の女性もいるという。
建前は「リフレ店」の形態をとっているものの、個室内に入ると、女性たちは本番やフェラなどの「裏オプ」を平気で持ちかけてくるのだという。
店の在籍女性のほとんどは、閉店したJKリフレ店の女のコたちで、客もそこの常連客。女性たちは友達の紹介でこの店の存在を知り、バイトを始める。つまりこの店、在籍女性も紹介制、客も口コミや常連客の紹介制をとっているアングラ化したJK店と言える。
当局の監視が厳しくなった結果、JK市場がアングラ化してより過激なサービスを提供する店が現れ始めているのは皮肉以外の何物でもない。今後も、こうしたいたちごっこは終わらないのだろう。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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