第四十七夜【前編】

伝説のカリスマキャバ嬢が
薄給リーマンのための夜の攻略法を伝授!!


【担当記者:ナカソネ】

 キャバクラからの帰り道。1セット40分という束の間の宴を振り返りながら歩いていると、夜空に満月が出ていることに気がつきました。満月を見上げ、「もう一軒、行こうかなぁ」と呟くと、急に涙がこぼれてきまして――。キャバクラ直後は、そんな寂寥感に包まれがちなナカソネです。チョリッスン。

 最近、キャバで全然モテません。ギャル男だから? 30過ぎのギャル男ってキモイから? そもそもキャバ嬢って本当に客と付き合ったりするのでしょうか。思い悩んだナカソネは、キャバクラの内幕を赤裸々に描いた私小説『ユダ』の著者、元No.1キャバ嬢・立花胡桃嬢に聞いてみることにしました。

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カネがなくともキャバクラでモテる?

 ぶっちゃけ、ボクらみたいな薄給サラリーマンでも口説けるキャバ嬢って、いるんですかね?

「客とお付き合いするキャバ嬢は少なくない。私だって経験ありますよ。特に店に入ってから3か月以内の新人は『客を作らないと』って焦っているから、枕営業を仕掛けてくる可能性が高いんです。露出が高いドレスを着ているコも、同じ理由で焦っていると思いますね。こういうコたちに、『俺、付き合ってからも店に通うよ』って言えば、絶対グラッと来るはず」

 しかし、通い詰めてもそんなにイイ思いができないんですけど?

「飲み方のインパクトが足りなかったんじゃないかな。毎日1セットで切り上げるくらいなら、週に一回だけ豪遊したほうが女のコの印象に残るんですよ。あと、2週間口説いてダメなら、諦めて違うコにいかないと。極端な話、最初に来たときに派手に飲んで、『彼氏になれないなら、もう来ない』って宣言しちゃうんですよ。そして、間髪入れずアフターに誘うんです」

 なるほど。アフターってどこに連れて行けば喜んでくれますかね?

「いきなり二人きりだと警戒するから、サパーやカラオケバーにほかのコも誘ってワイワイ飲む。その流れで、強引に口説くことも必要。強気でいかないとキャバ嬢に手玉に取られるだけです」

 草食系男子じゃ、骨までしゃぶられちゃうワケですね。ちなみに、胡桃嬢の客を手玉に取る極意は?

「ひとりの客にひと晩300万円以上遣わせないこと。あまり多すぎるとほかのお客さんが引いてしまう。300万円くらいなら、『よし俺も!』って感じで客同士競い合って、ドンペリゴールドのシャンパンタワーとかを入れてくれるんです」

 そうやって、ひと晩で1000万円を売り上げたとか。しかし、吐き気がするほど薄給なボクらにとっては、異世界の話……。ボクらでも手が出せそうな”モテるプレゼント攻撃”ってありますか?




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立花胡桃(たちばな・くるみ)
’81年生まれ。18歳のときにキャバクラにスカウトされ、
大宮~歌舞伎町~六本木とステップアップ。
在籍した店では、常にNo.1の座に君臨。ピーク時の
週給は200万円。’08年に夜の世界から引退。
極太客の嵌らせ方、生々しい色恋営業、枕営業の実態
などを包み隠さず綴った私小説『ユダ』(上下巻/
各1260円/祥伝社)を上梓




撮影/北村 崇
ヘアメイク/関 由美
撮影協力/CASE#00001(03-5456-2522)

テキサス 「女のコとの会話は最高の前戯」がモットー。趣味は年間50回ほど行くキャバクラとFX
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