第百九夜【後編】

110118_yoru_00.jpg

 鼠先輩いわく、同店ならではの遊び方があるのだとか。

「ここのコは、どんな下ネタを言っても引かないんだ。オナニーは、週に何回ぐらいするの?」

 席に着くなり、下世話な質問をする先輩。もう少しお酒が入ってからのほうが……、なんて気を使っていると、「14回かな。毎日、朝と寝る前にしてるから。バイブよりはローター派」と、聞いていないことまで答えてくれたのはGカップ巨乳の@YOUちゃん。テキサスよりも回数が多い。

 その後も、延々と続くむき出しのエロオヤジトーク。小誌の「これをやったら[即オッサン認定言動]69選」(’10年12月14日号)で8割に該当し、オッサン認定されたテキサスだが、先輩はその上を行く”エロオッサン”。だが、これこそ先輩流の夜遊び術なのだとか。

「俺の夜遊びはキャバクラで徹底的にエロトークを楽しみ、悶々とした状態で風俗に行き、サッパリすることなんだよ」

 好きなタイプは「会って15分でヤラせてくれるコ」という即物的な先輩。キャバクラは、あくまでメイン(風俗)の前菜。その意味で、同店は、前菜としてうってつけのキャバクラと言える。

 先輩が、この境地に達するまでどれぐらい散財してきたのか?

「自腹では行かない。女好きの社長をたぶらかして便乗するから」

 それでも「先輩」と呼ばれるなんて……。さすが”ギロッポン”マスターの夜遊びは、奥が深い。

110118_yoru_03.jpg

300本以上の作品に出演した”キカタンのキング”こと麻生岬ちゃん。
鼠先輩とは旧知の仲だが、「口説かれたことはない」とか

“鼠監督”が描くキャバ嬢愛憎劇
『愛幻蝶(アゲハチョウ) 嬢王への道』

110118_yoru_06.jpg

初の監督作品が2月発売。1月17、18日に発売記念の特別上映会を開催。
詳しくは「愛幻蝶」で検索!

撮影/西田 航 取材協力/ナイトスタイル

テキサス 「女のコとの会話は最高の前戯」がモットー。趣味は年間50回ほど行くキャバクラとFX
テキサスの他の記事