ヤクザが「MRI検査」を受けられない意外な理由。病院で治療も受けられない!?
排除条例施行に暴対法の改正と、ここ数年ヤクザを取り巻く環境は一変。社会に背を向けられた現役極道たちの壮絶すぎる生活とは――
ヤクザ排除の流れは人間生活を送るうえでは必要不可欠な医療にまで広がっている。関西の暴力団員である吉田達夫氏(仮名・41歳)はこう語る。
「数か月前に自宅で足の骨を折って救急車で運ばれた。そのときは救急病院で先生に診察してもらい、そのまま3日間の入院となった」
しかし、入院の翌日には病院側から退院を言い渡されることになったという。
「入院直後に若い衆が数人見舞いに来た。それが病院側の癇に障ったらしく、いきなり『退院です』と告げられた。あまりにも不可解なので『なんでですの?』と尋ねると『周りの患者さんに迷惑がかかりますから』とにべもない。仕方なく手続きをして病院を出た」
吉田氏は後日、再診に向かったが病院側は「他の患者さんに迷惑がかかりますので」の一点張り。結局、診察は受けられず、別の病院で治療を行うことになった。
「今回は単なるケガやったからよかったものの、病気になっても同じようにされるかと思うと生きた心地はせんわな」
任侠道と生活の狭間の困難は?【医療】
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