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売り上げは少なくとも家賃の2倍強。民泊で不労所得を得るコツを成功者に訊いた

 給料が頭打ちとなれば、自力で年収をあげるしかない。サラリーマンにとって「不労所得」を得ることは夢のまた夢を思われがちだが、世の中にはその仕組みを作りだし年収を自力で上げている猛者がいる。会社員との二足のわらじで、なるべく実働せずに利益を得る人たちの成功の秘訣とはいったい何か? ここでは、昨今ブームである「民泊」について紹介しよう。

稼働率の高い日暮里の3LDK物件は最大8人宿泊可能の稼ぎ頭だ。日暮里は上野や成田空港へのアクセスが良く、外国人には大人気のエリア

 年収350万円のサラリーマンだったマサ氏が、「社畜で終わりたくない」と一念発起して始めたのが不動産投資だ。収入の柱は購入物件から得る家賃収入だが、昨年春から民泊ビジネスに手を広げた。現在、新宿や田町など都内に5物件をAir bnbを通じて観光客に貸し出している。 「始めた当時はサイトに掲載した途端に予約が埋まる勢いで、年利換算で200%は取れましたね」  マサ氏の民泊ビジネスは所有する部屋ではなく、賃貸した部屋を転貸する手法だ。売り上げから家賃や管理コストを引いた額が利益になる。物件を購入して貸す方法もあるが、民泊に適した都心の駅近物件は価格が高騰しているため、賃貸のほうが有利な物件を選びやすいという。ただし、敷金や礼金、家具などの初期費用が150万円程度が必要になる。 「家賃8万円の狭いワンルームでも、少ない月で18万、好調な月で28万円程度売り上げます。需要には波があり、花見シーズンや夏、年末年始には1泊1万2000円、閑散期には5000円程度と宿泊費を変動させています」
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外国人観光客に人気の物件は?
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