サラリーマンの85%が「仕事がつまらない」――はけ口を求め迷走する人たち

 若かりし頃の“仕事に対するやる気”はいつの間にか消え失せ、漠然とした「つまらなさ」を感じてしまう今日この頃。実際、2052人のサラリーマンに「今の仕事をつまらないと感じるか?」と聞いたところ、85%が「YES」と回答。もはや国民病といっても過言ではないほどのこじらせ具合なのだ。

 では、この「つまらなさ」をこじらせてしまうと、いったいどうなるのか。ここでは、仕事のつまらなさが原因でドツボにはまりつつある男のケースを紹介しよう。

◆不遇な評価のはけ口をアイドルに求めて散財

[仕事がつまらない]症候群

ももクロではあーりん推し。職場のデスクに 並べたアイドルグッズが日々の活力源だ

 ブラック企業の代名詞というイメージがあるエンジニア業界。企業や官公庁などからシステム開発を請け負うプログラマーとして働いていた平畑敦彦さん(仮名・32歳)は、労働環境より、むしろ評価制度に対する“不遇感”から、仕事につまらなさを感じるようになった。

「ある金融機関の業務システムの開発を担当したとき、明らかにスキルの低い新人が、経歴を“盛って”現場に回されてきたんです。案の定コードもろくに書けなくて、同じチームになった僕がそいつの尻拭いをすべてするハメになったんですよ……」

 しかし、要件定義(開発の前に実装する機能や性能を明確にすること)など顧客とのやりとりがうまかったその新人は、結果的に平畑さんよりも“デキる人”認定されるようになってしまった。

「むなしかったですね。長時間労働した方がお金をもらえる業界の構造もあって、早く仕事を処理できる僕より、遅くまで働いている新人が評価されることにも納得できませんでした」

 そんな彼の満たされない心を癒したのは、ももクロをはじめとするアイドルのファン活動だった。

「彼女たちが、ひたむきにがんばった分だけ着実にブレイクしていくのを見ると、能力や努力が正当に評価されて、そこに自分も貢献できるのが嬉しいんですよ」

 地方公演には泊まりがけで遠征、オフィシャルグッズも買い漁り、一回のライブツアーで注ぎ込む金額は20万~30万円以上。小さなITベンチャーに転職してからは給料も大幅ダウンし、アイドル費用が家計を圧迫するようになった。

「転職後はベンチャー特有のイケイケなリア充ノリが肌に合わなくて、ますますストレスになっちゃって。生活苦を理由にもらった実家からの仕送りを、私立恵比寿中学のライブ代にあてたときはさすがに良心が痛みました。先日、ついにキャッシングローンに手をつけてしまったのですが、今の僕にはアイドルのいない生活の方が地獄なので、悔いはありません!」

 5/27発売の週刊SPA!に掲載されている特集「[仕事がつまらない]症候群」では、なぜ我々が仕事に対して「つまらなさ」を感じてしまうのか、気鋭の哲学者國分功一郎氏が徹底解説。サラリーマンに常につきまとう「つまらなさ」の正体に迫っている。

 また、「仕事がつまらない」と答えたサラリーマン1000人を抽出し、大アンケートを敢行。「つまらなさを感じる頻度」「辞めたいと思ったことはあるか?」「転職してつまらなさは解消できたか?」「つまらないのは誰のせい?」など、細かく調査している。

 さらに、「仕事がつまらないときにするべき10のこと」と題した処方箋的アドバイスも掲載。これさえ読めば、漫然と感じてしまう「つまらなさ」の正体を突き止め、それを解消できるに違いない。 <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>

週刊SPA!6/3号(5/27発売)

表紙の人/オダギリジョー

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