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元関東連合・柴田大輔が明かす“いびつな絆”の核心「見立君と僕は光と影だった」

「聖域」はメンバーにこそ読んでほしい

関東連合柴田:見立君が闇金で稼いでいた頃、僕は僕で、消費者金融の広告をWEBで売りまくって稼いでいたんですね。これが僕と見立君の関係性を象徴するように思えてなりません。「光と影」とでも言ったらいいのかな。  僕が上場企業の社員をスカウトして人集めし、強い営業部隊を作ったのと同じことを、見立君は闇金でやった。正業である分、僕は「不良の世界でダサくなること」をいつも感じてきたし、ものすごい葛藤がありました。だけど、嫉妬にまみれ、常に仲間内の誰かを標的にし、大義を作ってはヤキを入れたり金を取ったりする関東連合のメンバーたちにおもねることは、もっと嫌だった。昔からの仲間だし、できることはしたい。そうは思いながらも、実を言うとフラワー事件のずいぶん前から、僕の心は関東連合から離れ、一定の距離をとっていたんです。  関東連合に関する最初の著書『いびつな絆』を出版したことで、「仲間を売る最低の人間だ」「マスコミなんか使いやがって」と、僕はさんざんな言われようをされています。でも、「最初にマスコミを使って仕掛けてきたのはどっちなんだ」と言いたい。『聖域~関東連合の金脈とVIPコネクション』では、フラワー事件を巡って見立君や支援者と対立していく過程も克明に書いていますが、その基になっているのは当時のメモです。  このメモは、出版するためにつけていたワケではありません。見立君や、彼の支援者の話がコロコロ変わるのにうんざりして、「いつ、誰が、何を言ったか」をパソコンに打ち込んで、「言った言わない」を防ぐために記録していたものです。出版する以上、公共性は意識したつもりですが、あの時、本当は何が起きていたのか。実をいえば、関東連合のメンバーにこそ知ってほしいという思いはあります。 〈取材・文/日刊SPA!編集部〉
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聖域

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