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中国のコンビニで牛乳買ったら腐ってた…製造日から3日しか経っていないのに

色付きイチゴや水でかさ増しされた肉も

 上海在住の日本人Mさんから聞いた話はもっと衝撃的だ。 「ホントに美味しそうなイチゴだったんだよ……」  自宅マンションの下に入った果物屋でよくフルーツを買っていたMさん。いつもの果物屋を覗くと、真っ赤に熟れたイチゴが山盛りで売られていた。迷わず買って帰り、早速食べようと洗っていると……なんとイチゴの赤色がみるみる落ちていくではないか!  こんなはずはないと必死になってイチゴを洗うMさん。最後には灰色に濁った水の中にまっ白になったイチゴが虚しく浮いていたという。  Mさんはイチゴを食べずに捨て、二度とその店で果物を買うことはなかった……。  Mさんの例はかなり悪質だと思うが、この種の「ま、食べても死にはしないよね」レベルの食品偽装は実際のところよく耳にする。  たとえば僕は肉を買う時は、日本人街の専門店で買っている。店長がいちいち冷蔵庫から出してきて必要な分を切り分けてくれるので安心なのだ。 「ここのお肉は美味しいね。前は近所のスーパーで買ってたけどやっぱり味がね」と僕。 「大型スーパーの肉はさ、インチキしてるのもあるから注意しなよ」と店長が答える。「よくあるのが、肉に注射で水分を注入して重量をごまかすのね。料理するとカサがグンと減るからすぐにわかるよ。あとは表面に水を吹き付けたり、添加剤で肉の発色をよく見せるのもよくやるね。まあ全部の店じゃないけど、買う時は自分の目でキチンと確かめて買わないとダメよ」  めっちゃ勉強になった……。たまにはお世辞も言ってみるものだ。
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「店に並ぶ商品は安心」は日本ならではの常識
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ブラック企業をやめて上海で暮らしてみました

ブラック企業での連日のパワハラに耐えかね中国へ。たどり着いた上海での編集記者生活、昼は反日デモ、夜は親日の中国人。洪水のような爆買い注文の果てに…。崖っぷちを転がり続けるアラフォーオヤジの運命は!?そう中国は、もっとブラックだったのだ!

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