更新日:2017年05月17日 16:24
恋愛・結婚

月収10万円以下の売れないグラドルはどうやって生活している? パパ活、ギャラ飲み、隠れOLも…

夢と現実を両立させながら堅実に頑張る人も

 やはり、自力では食べていけず、だれかの支援やサポートのもとで生きているグラドルがいることは、大方の予想どおりかと思う。一方で、夢や現実と向き合いながらも堅実に努力を続けるグラドルも多いと語る。 「私は現在、一般企業の事務職の仕事と並行しています。撮影がある日は休ませてもらうなど、勤めている会社にも理解があって。同じように正社員をしていて、週末だけグラドルや芸能活動をしている仲間は多いですよ。ほかには、なにかしら特別な特技があって、フリーランスとして自分で仕事をとってくることができる人もいます。そういったコたちは、グラドルとしての賞味期限を過ぎたあとも食べていけますし、経済的に自立していると言えます」  彼女自身、一般企業でも働いているからこそ、バランスを保てているのだと自己分析する。前述のようなAVさながらのDVD出演オファーなど、無茶な仕事を断ることもできる。 「それでも出演するグラドルがたくさんいるのは、もともと自分の意思が弱く、事務所側に言われるがまま、流されながら生きている女のコ。あるいは逆に、なんとしてでも有名になろうとする意思が強い女のコ。両極端ですね。私にはそこまで振り切る勇気がなく、だからこそ、グラドルとしては中途半端な立ち位置ともいえますが……」

やっぱり勝ち組は大手事務所

「いちばん良いのは、やっぱり大手事務所に入ることですよね。まあ、それが難しいのですが。有名なテレビ番組や雑誌のグラビア企画にも猛プッシュしてもらえますし、なにかあっても守ってもらえる。とはいえ、周囲からのやっかみや陰口を言われることも多いみたいなので、それに耐えられる精神力が強いコは成功してますね。ともあれ、私たちのような零細事務所のグラドルは、地道にオーディションを受け続けたり、SNSでのセルフプロデュースを頑張るしかないんですけどね」  芸能界の片隅で、涙ぐましい努力を続ける“売れない”グラドルたち。彼女たちに明るい未来は見えるのか。 「最近は、早く素敵な男性と結婚して芸能界を引退したいな~なんて考えてますけど」

普段は一般企業でOLをしているグラドルのHさん。「早く白馬の王子様と結婚したい!」

<取材・文/藤山六輝>
ライター・編集者。著書に『海外アングラ旅行』『実録!いかがわしい経験をしまくってみました』(共に彩図社)など。執筆協力に『旅の賢人たちがつくった海外旅行最強ナビ【最新版】』(辰巳出版)がある。Twitter:@gold_gogogo
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