雑学

スマホの乱用でデブになる? 脳に及ぼす深刻な影響

 いまや我々の日常生活に浸透しきっているスマートフォン。気がつけばスマホに手を伸ばしてしまっている状態は、もはや「スマホ中毒」と言っていい。そんな生活は人々にどんな影響をもたらすのだろうか?

人の体内時計を狂わせるブルーライト問題


スマホ中毒 スマホが我々の生活に入り込んできたのはここ5年ほどの話。人類の進化の歴史から考えると、一瞬にすら足りない期間だ。人間の脳が“四六時中スマホをいじっている”という状態に追いついていないのは確かである。だが、そのことが脳に及ぼす影響が“結果”として出てくるのは、まだ先の話。我々は今、まさに人体実験の真っただ中にいるわけだ。

「とはいえ、現段階ですでに顕在化している問題もあります。まず気をつけるべきは、ブルーライトの問題ですね」と話すのは、早稲田大学の枝川義邦教授。

「ブルーライトの波長は、可視光線の中では紫外線に非常に近く、400~500ナノメートルと短い。短い波長はエネルギーが高いので、人体への影響も大きいんです。ブルーライトを見ると目が悪くなる……というような単純な話ではなく、ブルーライトが目から入って脳に到達し、松果体(しょうかたい)と呼ばれる器官に作用することで、メラトニンの分泌が抑えられるのが大きな問題。

メラトニンは“眠くなる”ために必要なホルモンです。ブルーライトは太陽光にも含まれており、日中浴びる分には問題ありませんが、夜間に浴びると睡眠の妨げになる。夜中にスマホをいじると不眠になるといわれるのはこのためです」

⇒【グラフ】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1288387

ブルーライトが及ぼすメラトニン抑制に関するグラフ ちなみに、不眠は肥満の原因になることも知られている。価値判断や意思決定のレベルが下がるので、夜中でもおかまいなしに高カロリーなものを食べたくなり、加えて寝不足になると食欲を増すホルモンが出やすく、脂肪が体に溜まる量をうまく整えるホルモンが出にくくなるというダブルパンチが。「スマホでデブになる」と言っても過言ではないのだ。

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記憶力や判断力が下がる「ワーキングメモリ問題」

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