睡眠時間45分の超ショートスリーパーに聞いた「短眠のコツ」
どんなに多忙でも、われわれに与えられた時間は等しく一日24時間のみ。足りないならば活動時間を増やすしかない。というわけで一日の平均睡眠時間が約45分という超ショートスリーパーの堀大輔氏に短眠のコツを聞いてみた。
「私の考える“ショートスリーパー”とは、ただ睡眠時間が短いのではなく、睡眠を効果的にコントロールできる人間です。自身の習慣や意識を見直すことで平均より短い睡眠でも、活動することを可能にしていくんです。程度の差こそあれ、誰にでも可能ですよ」
では、具体的に睡眠をコントロールするための習慣とは?
「まずは毎日の起床時間を固定した上で、二度寝や目覚まし時計のスヌーズ機能の使用をやめること。短眠で難しいのは寝るのではなく起きることなんです。入眠時間を遅らせることで、徐々に睡眠時間を減らしていきます」
シンプルな方法ゆえに日中に眠気は生じないのだろうか。
「慣れるまでは当然眠くなります。その時は15分以下の仮眠をとりましょう。眠気に抗うのではなく、眠気を散らすこと。短眠に成功している人は一日に2回など、仮眠を積極的にとっていることが多いですね。また、週に1~2回程度なら長眠をとっても構いません。ただし、それ以上の仮眠や2日連続の長眠は、体が“主睡眠”の状態になってしまいます。自分がいつどんなときに眠くなるのかを記録しておくのも有効です」
ちなみに、とある理由でも短眠に失敗する人が多いのだとか。
「冬はせっかく目を覚ましても寒さで布団から出られず、短眠に失敗してしまう人が多いですね」
ドキリとした人は多いはず。寒くない今の季節がチャンス、何事もまずは自分との闘いなのだ。
【堀 大輔氏】
ショートスリーパー。一般社団法人日本ショートスリーパー育成協会理事長。独自の短眠メソッドで、600人以上を短眠に導く。著書に『できる人は超短眠』(フォレスト出版)
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