募金をせびる「ニセ僧侶」が復活。日本だけじゃなく世界中で社会問題に
首都圏を中心に活動しているニセ募金ボランティアだが、似たような事件が過去にも起こっていた。4年前、週刊SPA!での追跡リポートで火がつき、有名になった中国系の「ニセ僧侶」問題だ。近年訪日観光客が急増し、再び活動を活発化させている。4月には初の逮捕者も出た(入管難民法違反)。
一方、ニセ僧侶は今や欧米の各都市にまで出没し、世界中で社会問題になっている。
ここまで広まった理由について、中国在住のフリーライター・吉井透氏は解説する。
「もともと密航や不法入国を斡旋していたマフィアが、渡航後に借金を返済させるため入れ知恵したと言われています。最近になって、『意外と儲かる』ことが広がり、お札や袈裟、実在する寺の在籍証明書などの小道具をセットにして売り出す業者が出てきた。例えば深圳の仏具街では、約2万円でこうしたセットが売られています」
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1333719
多くの国が中国人観光客の誘致のため、入国ビザ発給要件を緩和していることも、ニセ僧侶急増に拍車をかけているという。
今後も増え続けるのだろうか。
取材・文・撮影/藤倉善郎 金地名津
― フィリピン系[ニセ募金ボランティア]を追う ―
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