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夏の薄着でも「目の錯覚」を利用すればスリムに見える

 いよいよ夏本番! 薄着に似合わないペラペラの胸板、熱帯夜による寝不足でむくんだ顔、太陽光で溢れる汗など、ブサイクになりやすい季節だ。しかし、本格的に対処する時間はない。そこで、最速で、ブサイクから脱出する方法を紹介していく。

目の錯覚を利用すれば誰でも「スリム」に見える!

スリム 薄着の夏に、だらしない腹を見せたくないデブ。痩せて見える服の着方はないものか、視覚心理学を研究する、大阪大学人間科学研究科の森川和則教授に聞いた。 「まず、代表的なのが、『フィック錯視』。同じ長さの図形なら、人間の脳は横方向より縦方向のものをより細長く感じる現象です」  上半身の縦ラインを強調するジャケット、脚の長さを演出するストレートパンツなどが効果的だ。 「次に、『バイカラー錯視』も要注目。同じ形なら、横よりも縦に分割されたほうが細く見えます」  白いワイシャツに黒いジャケット。体の真ん中にできた白の縦ラインが、痩せた印象に繋がる。 「ボタンを外して首元にVラインを作るとなおいいです。『ミュラー・リヤー錯視』といって、先端が広がった直線のほうがより長く見えるんです」  つまりワイシャツのボタンの連なりを線と考えたとき、すべてボタンを留めるより、一番上だけ外したほうが痩せて見えるということだ。また夏の定番、ハーフパンツも◎。 「見えない部分を脳が自動的に補整する『アモーダル補完』の錯視です。体で最も細い部位である足首を見せることで、全体的にスリムな印象を与えます」  注意すべきなのが、上半身を同色でまとめないことだという。黒一色の組み合わせは痩せて見えると思われがちだが、「『ゲシュタルト群化』といい、腕と胴がひとかたまりに見えて、太って見える」。通説ではなく科学的見地に則り、労せず“痩せた体”を手に入れよう。 ●スリムに見せる4箇条 ・体の縦ラインを強調 ・上半身に縦の線を作る ・首元にVラインを ・手首・足首を見せる 【森川和則氏】 大阪大学人間科学研究科。化粧による顔の錯視効果、服装による体形の錯視効果など視知覚の心理学研究、および認知心理学研究などが専門。テレビ出演や雑誌への寄稿も多数ある ― 最速で[脱ブサイク]する方法 ―
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