更新日:2022年09月25日 11:15
エンタメ

ブス、年増、ぽっちゃり…なぜか「かわいくない」を売りにするアイドルが急増中【現役グラドル経営者・手束真知子】

ミスマガジン2004、SKE48/SDN48の元メンバーという経歴を持ち、今は現役グラビアアイドルとして活動しながら、グラドルたちが働くカフェの経営者でもある手束真知子。そんな“二足のわらじ”をはく彼女だから語れる「フリーランスアイドル論」とは……? 手束真知子

「かわいい」を売りにしていないアイドルが急増している

 「アイドル」というと若くてかわいくてピチピチしているイメージがありますよね。  アイドルの王道AKB48やSKE48などの48グループは、若くてかわいくてさらに歌やダンスのパフォーマンスも完璧☆ さらにトークも面白いしキャラクターもそれぞれ立っていて、彼女たちが歌っているところを見ていると元気が出る!そんな存在ですよね。  かわいい衣装を着て笑顔で歌って踊って楽しそう!と思われがちなのですが実は…… アイドルは若くなくちゃいけない。 アイドルはかわいくなくちゃいけない。 アイドルはピチピチキャピキャピしてなくちゃいけない。 アイドルは歌もダンスもトークもうまくなくちゃいけない。 アイドルはたくさんのファンを付けなきゃいけない。 手束真知子 こんな感じで、実際には現代のアイドルってとってもハードルが高くて大変なんですよ。  しかし今、「かわいい」を売りにしていないアイドルが急増しているんです! 若くない「アラサー」を売りにしたり、スタイルがよくなくても「ぽっちゃり」を売りにしたり、さらにはかわいいと真逆の「ブサイク」を売りにするアイドルもいるんですよ。

“ぶちゃドル”ゆみーるに聞いた「ブスでもアイドルになれる理由」

 なかでも話題になっているのがGLITTER☆というアイドルユニットでブサイクを売りに活動している ゆみーるさん(22歳)です。実際、お世辞にもかわいいとかキレイとかスタイルがいいとか言えないルックスの彼女ですが、自らを「ぶちゃドル」と名乗ることで話題急上昇。テレビにも多く取り上げられて現在SNSフォロワー約4万人の話題アイドルになっているんです。  今回はそんなゆみーるさんに「ブスでもアイドルになれる理由」を聞いてきました! ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1372824
ゆみーる

GLITTER☆のゆみーるさん(22歳)

真知子:アイドルになろうと思ったきっかけは何ですか? ゆみーる:中学3年の時にダンスの先生にスカウトされました。 真知子:そのとき、すぐアイドルになるって決心したんですか? ゆみーる:私、小学生のころにいじめに遭っていて自分のことが嫌だったんです。だから自分を変えるきっかけになればいいなと思ってアイドルになる決心をしました。もともと芸能界に憧れがあったので、不安はなかったです。 真知子:自分のルックスにも不安はなかった? ゆみーる:ないです。小柄でこの顔のインパクトはなかなかほかにいないんじゃないかと思うので、そこには自信があります! 真知子:すごい(笑)。アイドルって実は孤独だからモチベーションをあげる自信って大切ですよね! でも、アイドル活動をしていくうえで自分がかわいいルックスだったらよかったのになぁとか思ったりしないですか? ゆみーる:うらやましいとは思わないです。なんだかんだ自分はかわいいと思っています(笑) 真知子:それまたすごい自信ですね! では、ブサイクでもアイドルになれる理由って何だと思いますか? ゆみーる:うーん……見た目や評判を気にしないで素直に明るく笑顔でいることじゃないですかね。それだけで女のコはみんなかわいくなると思うから。私自身、まわりから「ブサイクだ!」とか言われてきましたが、明るく笑顔で続けていたらもうアイドル7年目になっていました。今後も自分の活躍を通して「ブスでもアイドルになれるんだ」ということを証明していきたいですね。  ゆみーるちゃんが自らのことを堂々と話す姿がとても印象的でした。
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アイドルの隙間産業化と時代の変化
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ミスマガジン2004(原田桜怜名義)、SKE48/SDN48の元メンバー。現在はフリーランスで活動し、秋葉原でお店「発掘!グラドル文化祭」(guradorubunkasai.net)をオープン。店内では水着のグラビアアイドルが♡むぎゅむぎゅ♡してくれるむぎゅパンケーキが名物として発売中。アイドルユニット「グラドル文化祭」のプロデュースもしている。グラビアDVD「待ちこがれて」「mature」。Twitterアカウント「@machi_pie」Instagramアカウント「@machikotezuka

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