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バカ売れ!自宅で使うためのモバイルルーター「ホームルーター」のすすめ

Speed Wi-Fi HOME L01(au/UQコミュニケーションズ)

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 最近、「ホームルーター」という言葉をよく耳にする。「自宅で使うためのモバイルルーター」という、比較的新しいジャンルの商品だ。本来は外で持ち歩くためにあるモバイルルーターをわざわざ家で使うとはこれいかに?と首をかしげる人もいるかもしれないが、引っ越しが多いひとり暮らしのユーザーを中心に、工事不要で自宅用の回線が持てる手軽さを支持するユーザーは多い。  「昨年秋、NECのモバイルルーターにイーサネットポートのついた据え置き用クレードルを組み合わせた商品がAmazonで発売されたのですが、これがバカ売れ。確かなニーズがあることが浮き彫りになりました」と話すのはモバイル評論家の法林岳之氏。  だが、従来のモバイルルーターは自宅用としては非力な部分も多かった。そこで、あえてモバイルルーターからポータビリティをなくし(本体サイズをアップし、電池式から電源式に変える)、自宅用としての機能を強化した商品が「ホームルーター」というわけだ。 「最大の違いはCPU。今の時代、ネットにつながっている端末が一家に10台以上あるような状況も珍しくありませんが、従来のモバイルルーターの場合、同時に接続できる台数はせいぜい5台といったところ。たくさんの機器を同時接続するにはCPUパワーが必要ですが、そのぶん電池を食うので、バッテリー持ちを考えてトレードオフされるのが常でした。その点、自宅利用に特化したホームルーターなら処理速度の高いCPUを積むことができますからね」  本体のサイズがアップしたぶん、受信感度の高いアンテナを搭載しているのもホームルーターの特徴と言えるだろう。また、モバイルルーターより広範に電波を飛ばすことができるので、一軒家での利用にも向いている。 「現在の自宅のネット環境に不満を抱いている人にとっても、ホームルーターは救いとなるかもしれません。たとえば、今や光回線の主流は1Gですが、旧式の回線(VDSL方式)を引いているマンションなどでは理論値で100Mまでしか出ない。その点、モバイル回線を利用したホームルーターは理論値が数百万Mクラス、実測値で100M超も十分可能なので、快適に使えるはず。ただし、都市部の住宅街などでは夜間に速度が落ちることもあるのでご注意を」
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