メジャー移籍後のダルビッシュ有と田中将大は、同じリーグに所属しながら、地区が違うために投げ合う機会はなかなか巡ってこなかった。そんななか、今年6月23日（現地）ヤンキースタジアムで両雄が投げ合ったことは記憶に新しい。 　降りしきる雨のため、試合開始が1時間以上も遅れたが、ダルビッシュは7回を2安打10奪三振で無失点。一方の田中も8回を投げきり3安打9奪三振の無失点と、金曜夜のニューヨークで世紀の好投を見せてくれた。 　ちなみにこの2人、NPB時代には4度投げ合っており、対戦成績はファイターズのダルビッシュが2勝1敗、イーグルスの田中が1勝3敗となっている。 　ひと足先にWS進出を決めたドジャースのデーブ・ロバーツ監督（ちなみに彼は沖縄で生まれた）は、早々にエースのクレイトン・カーショーを第1戦で先発起用することを明らかにした。 　ヤンキースが勝ち上がれば、ワールドシリーズの夢舞台で、ダルビッシュ有＆マエケンと田中将大の投げ合いが観られるかもしれない。そうなればWSでの初の日本人投手対決となる。試合は日本時間の午前中。そうなったらもちろん仕事どころではなので、有給休暇を取ることをオススメしたい。明日の試合は頑張れヤンキース!! 取材・文／小島克典（スポーツカルチャーラボ）　www.scl.tokyo