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若者がイラつく謎の“おっさんルール”――仕事は見て覚えろ、重要な要件はメールより電話…本当に正しいの?

若者とおっさん。世代で文化や感性が異なるのは仕方ないものの、なぜかおっさんは持論を展開したがる。その背景には、おっさん特有のルールが渦巻いているのだ。

おっさんビジネス

すべてが“前時代的”!? おっさん式ビジネス規則


「残業を押し付けてきた上司が、その後『もう遅いから飲みにいこう』と誘ってきたのが理解できませんでした。えっ、もう遅いなら帰らせてくれるんじゃないの!?」(♂・28歳・輸入)

 こうしたおっさん的ビジネスルールは、他の世代には違和感を抱かれがちだ。ただ、このようなケースは、労いとチームワーク構築のつもりで誘っているのかもと若者も一定の理解を示す。しかし、非合理的なルールには、シビアな視線を向ける。

「仕事は体で覚えろって、本当にみんな、それだけで覚えたんですか?」(♂・27歳・営業)

「店長(40代)がタイ人スタッフに『見て覚えろ』と言っててさすがにむちゃだろと思った」(♀・24歳・飲食)

 同様に、技術は教えないのに「下積みは長いほどいい」というおっさんルールの非合理性もNG。

「基礎を長年やらされても、応用の機会がなきゃ変わらないのになぜなのか」(♂・25歳・IT)

「一つの職場に3年はいないとモノにならない」については「もう終身雇用はないんだし、向いていない仕事をやり続けるのは若いコには機会損失だと思う。おっさんは若いコをしばくのが育成だと勘違いしているし、若いコもドMだと『いい経験になりました』というし、見てられない」(♂・36歳・事務)という。これは若者側の意識改革も必要そうだ。

 一方、テクノロジーに慣れないがゆえのおっさんルールはどうか。

「重要な要件はメールより電話」といういまだ根強いメールだけで済ますことへの不信感については、「それぞれ一長一短があるのに、電話にだけ重きをおくのがおっさんの証拠」(♀・31歳・事務)と手厳しいが、ここは「おっさんゆえに仕方ないか」という理解の声も。

 ただ、ついてこれないのを変な理屈をつけて正当化するおっさんルールについては手厳しい。

「最新の物を使用して効率的に仕事をするのは、手抜きと同じ」などは、その最たる例で、「おじさんが辛うじて扱えるのはグーグルドライブ。スキッチやセンドエニウェアを提案すると、ムッとされてしまう」(♂・28歳・営業)と評判が悪いようだ。

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体育会系至上主義にも疑問…

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