コアな恵比寿通たちだけに聞いた「恵比寿にいらないモノ」「恵比寿にあってほしいモノ」
―[山田ゴメス]―
毎年「住みたいエリア」のトップ3に君臨し続ける恵比寿、ちょっと質のイイ合コンのメッカとされる恵比寿、代官山にも渋谷にも中目黒にも歩いて行ける立地がうれしい恵比寿──。お洒落なお店に、お洒落な駅ビル「アトレ」のほかモロモロ、どこを見渡しても、一分のスキもなし……と言いたいところだが、そんな恵比寿にも“通”からすれば、いくつかの過不足要素があるらしい。
そこで! 今回は恵比寿に長く在住するコアな「エビサー」50人から、レアな意見を集め、「恵比寿にいらないモノ」「恵比寿にあってほしいモノ」をランキングにしてみた!!
まずは、「恵比寿にいらないモノ」の上位5つから。
1位:恵比寿横町
「週末の夜は横丁から溢れかえっている男女で、となりにあるセブンイレブンに行くのすら困難。さらにセブンのトイレは一つしかない横丁のトイレに行きそびれた客で行列。ホントうっとおしい!」(38歳:アパレル・男性/恵比寿歴13年)
「昔は地元住民の二次会、三次会のスポットって感じで、しっぽり飲めたんだけどね…」(45歳:音楽関係・男性/恵比寿歴8年)
「庶民的な雰囲気を出しているわりに、値段はそこまで安くない」(29歳:美容師・男性/恵比寿歴4年)
「横丁内に入らず、入口周辺を歩いているだけでナンパしてくる男が蠅みたいに寄ってくる」(31歳:外資系金融・女性/恵比寿歴5年)
たしかに、土曜は早朝野球があるため、あまり深酒できないゴメス記者も、横丁前で乱痴気騒ぎしている男女を横目で見れば、ついついイラッとしてしまう。
2位:サンマルクカフェ
「ものすごく近い距離で対角線上に2軒も! せめて、東口と西口にあるんだったらわかるんだけど…」(50歳:編集・男性/恵比寿歴15年)
「恵比寿のサンマルクで待ち合わせってことになったら、けっこうな確率でお店を間違えてしまう」(29歳:販売業・女性/恵比寿歴4年)
ちなみに、恵比寿にはドトールも3軒あるのだが、距離的には適度に散らばっているため、今回はランク外となった。
3位:富士そば
「決してマズいわけじゃないが、さすがに西口から徒歩3分圏内に3軒もいらないのでは?」(33歳:公務員・男性/恵比寿歴5年)
「どの店も、いつも空いてるから便利なんだけど、売り上げのほうは大丈夫?」(36歳:無職・男性/恵比寿歴9年)
補足するなら、数年前までは西口から徒歩1分の場所にもう1軒ありました(笑)。
4位:たい焼き屋
「最近やたらいっぱいあって目立ちますよね? たい焼きって流行ってるの?」(30歳:スタイリスト・女性/恵比寿歴8年)
「恵比寿のたい焼き屋は『ひいらぎ』一軒だけで充分!」(29歳:グラフィックデザイナー・男性/恵比寿歴5年)
間違いなく『たいやき ひいらぎ』のたい焼きは一個150円と安いくせ、アンコは頭部・尻尾までびっしりで、断トツに美味い! 売り切れ次第に店じまいしてしまうのが(夕方6時くらいに閉店することも)唯一の難点?
5位:相席居酒屋
「コレができたら、いよいよ恵比寿も終わりだな…と思ってしまう」(35歳:インテリア関係・男性/恵比寿歴7年)
「上品な街のイメージが台無し!」(32歳:会社経営・女性/恵比寿歴8年)
行ったことがないので、迂闊なことは言えないが、なんとなくキレイな女子がいそうな雰囲気はある。けれど、やっぱ「俗っぽさの象徴」ってことなんだろう。あと「近ごろはガールズバーの呼び込みが激増していて、まるで歌舞伎町みたい」と嘆く声もあった。
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大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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