故・星野仙一さんが、好んで振る舞ったという自慢料理「タンしゃぶ」をつくってみた
―[山田ゴメス]―
楽天球団副会長であり、2003年には僕ゴメス記者がこよなく愛する阪神タイガースをリーグ優勝に導いてくれた、あの星野仙一さんが膵臓ガンでお亡くなりになって、はや1ヵ月経った今でも、ネット上では偉大なる野球人・仙さんを偲ぶ記事が後を絶たない。
そんななかで、とくに僕の目に留まったのが、ネット版のデイリースポーツ配信による「星野さんの主治医だった松本クリニック・松本浩彦院長が語る“タンしゃぶ”の想い出」。
なんでも、星野さんはこのタンしゃぶを得意料理としていたようで、松本院長は去年末に「正月に娘や孫たちに振る舞うから、上物のタンを仕入れてくれ」と頼まれていたらしい。
そして、松本院長が星野さんの自宅に、購入した大量のタンをお届けした際、ご本人から直伝されたという「タンしゃぶのレシピ」を読んでみると……コイツがやたら美味そうなんである。
ってなわけで! さっそくゴメス記者も星野さん追悼の意を込め、女子を一人自宅に呼んでしっぽりとタンしゃぶつくりにチャレンジしてみた!!
つくり方はあまりに簡単! しかも必要な食材は牛タンとレタスだけ!! ざっと説明すると(っていうか、詳細に説明しても)
「昆布ダシでさっと茹でた牛タンとレタスを、刻みネギとダイコンおろしの入ったポン酢で、一味を振りかけていただく」
……といったもので、すでに刻み済みのネギ(※コンビニでも売っています)と切り身のダイコンを購入すれば、包丁は必要なし(※レタスは手でもぐのがベター)。どんなに料理が苦手な男子でも、牛タンに支払う金をケチりさえしなければ、失敗しようがないのがポイントだ。
さっそく食材を買いに出かけ、まずは牛タン選び。某デパ地下で「100g1500円」なる超高級牛タンを発見したが、さすがにこの目ん玉が飛び出るような価格には躊躇してしまい、「100g600円」のモノを400g購入(※この価格でもゴメス記者にとっては、けっこうな高級肉!)。
調理にかかる時間だって、30分もあれば充分。レタスをもいで洗って、ダイコンを擦って、牛タンを皿に盛って……それでおしまい! 一番手間がかかるのが「ダイコンおろし」という、もはや「料理」とは呼べないほどの呆気なさである。
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大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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