テコンドーで五輪出場を目指す濱田兄弟と異色の空手家・菊野克紀の挑戦
~今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪 第60回~
※前回の話…スポーツ好きブロガーのフモフモ編集長が、東京五輪でチケットが買えそうな穴場競技探訪へと出かけました。今回のターゲットは「テコンドー」。細かい知識がなくても楽しめる迫力ある攻防に加えて、対戦カード次第で面白いように点が入るので、素人にも分かりやすい。しかも国内最高峰の大会なのに観客は、ほとんどが競技関係者というシチュエーション。まさに東京五輪で観戦すべき穴場競技ではないかと期待は高まるばかり……
「20点とか30点とか結構得点が入るもんやなぁ…」と驚くのはまだ早い。この大会には東京五輪をうかがう実力者たちが出場しており、彼らはひとつ次元の違う戦いを見せていました。特に目をひかれたのは、リオ五輪に日本から唯一出場した女子57キロ級の濱田真由選手の兄・康弘選手と、弟の一誓選手。ふたりはそれぞれ74キロ級で優勝、68キロ級で3位と好成績を残しました。
驚かされたのが68キロ級の一誓選手。2017年は63キロ級で全日本選手権を制した彼ですが、今年は68キロ級にエントリーしていました。何故かというと、五輪で行なわれる男子の階級は「58キロ、68キロ、80キロ、80キロ超級」の4階級だからです。本来より重い階級であっても、五輪出場のためにはそこでチカラを示さないといけないわけです。
一誓選手は最終順位こそ3位ですが、準決勝も延長戦までもつれこむ惜しい戦い。何より蹴りの感覚が一段違うところにありました。一般的な試合では一度当てるのも苦労する蹴りを、肩でも叩くくらいの軽い動きでポコポコ当てていきます。ものの10秒ほどの連続攻撃であっという間に10点くらい取ってしまうなど、「テコンドーって簡単そうだな」とカンチガイさせられるほど。
兄さんの康弘選手も昨年は68キロ級で全日本を制したものを、今年は74キロ級にあげてきていますので、これは兄弟でのバッティングを避けて「ふたり同時に東京五輪を目指す」という構えでしょう。真由選手を含めた濱田三兄妹が揃って東京五輪に出るという展開も大いにあり得そう。さらなるパワーアップに期待です。
そして、東京五輪出場権争いという意味でもっとも面白くなりそうなのは男子80キロ級。濱田三兄妹の長兄・康弘選手が将来的にここに上がってくるだろうということもありますし、この階級には極めて異色な選手が出場しているのです。その選手とは、極真空手をベースとし、総合格闘技のDREAMやUFCで活躍した菊野克紀選手。菊野選手は空手家でありながら、2020年東京五輪をテコンドーで目指しているのです。
面白いように技が決まる五輪有力選手の華麗なテクニック
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