更新日:2018年08月20日 22:18
カーライフ

スピード違反の罰金、払わないほうが得をするという「理不尽」

 なぜ、素直に応じなかった側が得をすることになってしまうのだろうか? 「というか、ほぼすべてのドライバーが素直に応じることを前提に、毎年膨大な数の取り締まりはあるのです。取り締まりの約95%は青キップの違反で、その納付率は100%に近い。赤キップの違反でも略式に応じない人はごく一部。こんな状態で、制限速度や取り締まりのあり方を見直すはずがないでしょう」
白バイ検挙

「超過速度別で見ると、超過20km/h前後の取締りが最も多い。『制限速度は低すぎる。これくらいの速度なら安全でスムーズだろう』と多くのドライバーが思う、そこが狙われているのです」(今井氏)

 しかし、起訴される可能性がゼロというわけではない。 「重い違反の人や、反警察感情からゴネているだけの人は起訴されやすい。国選弁護人の費用などを負担させられることもあります。ご注意を」 【今井亮一】 交通ジャーナリスト。著書に『最新情報2014-2015 なんでこれが交通違反なの!?』(草思社)など。ブログ「今井亮一の交通違反バカ一代!」 取材・文/横田一 写真/SPA!覆面LOVE隊
ジャーナリスト。『仮面 虚飾の女帝・小池百合子』(扶桑社)、小泉純一郎元首相の「原発ゼロ」に関する発言をまとめた『黙って寝てはいられない』(小泉純一郎/談、吉原毅/編)編集協力、『検証・小池都政』(緑風出版)など著書多数
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