発禁処分で消えた伝説の雑誌編集長・末井昭が語る「上野でストリーキングをした真相」
末井:完全な自分の意思ではなく、周りから言われてですよ。ピンサロの看板を描いていたとき、ストリーキングで僕の写真を撮ってくれたカメラマンがエロ本の出版社に入って、「表紙のデザインをやってほしい」って頼まれて。「イラストも描いてみない?」とか言われて、だんだんと仕事が増えていったんです。
――いきなりのスタートですね。編集者になってからも、自由に好き勝手な企画をやっていたそうですが。
末井:雑誌の時代というか、エロ本にもすごい力があったし、そもそも売れたので楽だったんですよ。もう前提として売れるから何やってもいい(笑)。ネットはもちろん、レンタルビデオすらなかった時代だから、雑誌の力は確実にあったと思います。
※このインタビューは3/6発売の週刊SPA!のインタビュー連載『エッジな人々』から一部抜粋したものです
【末井 昭】
’48年、岡山県生まれ。セルフ出版(現・白夜書房)の編集者として、『NEW self』『写真時代』『パチンコ必勝ガイド』などの雑誌を次々と創刊。近年は、第30回講談社エッセイ賞受賞の『自殺』(朝日出版社)や『結婚』(平凡社)など文筆業でも活躍中
取材・文/中村裕一 撮影/井上太郎 撮影協力/リーガロイヤルホテル東京(www.rihga.co.jp/tokyo)株式会社ラーニャ代表取締役。ドラマや映画の執筆を行うライター。Twitter⇒@Yuichitter
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