中毒ネコ続出!「CIAOちゅ~る」はなぜネコにウケるのか
コンビニフードやファストファッションなど、さまざまなジャンルで圧倒的な人気を誇る商品がある。それらは、「売れているから」という理由で手に取りがちだが、果たして本当にすばらしい商品なのか? 専門家がその実力をジャッジ!
<ペースト系猫おやつ>
[ひとり勝ち] CIAOちゅ~る(いなばペットフード・4本入り198円)
[対抗] Shebaとろ~り メルティ まぐろ味セレクション(Sheba・4本入り152円)
[大穴] モンプチ・ピューレキッス つぶつぶパンプキン入りささみピューレ(ネスレ日本・4本入り154円)
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「ちゅ~るちゅ~るちゃおちゅ~る~♪」という軽快な歌にあわせて猫が夢中でペーストを舐めるCMが印象的な「CIAOちゅ~る」。中毒患者のようにちゅ~るを舐め続ける猫の動画がSNSで拡散されたことも人気につながった。愛玩動物飼養管理士でライターの姫野ケイ氏は、人気の理由を分析する。
「発売元のいなばペットフードは、タイカレーの缶詰でも話題になったいなば食品の系列。アイデア力のある会社です。ちゅ~るも、強い香り、高い水分量、スティック状の包装といった今までにない種類の猫のおやつ。飼い主からするとベチョッとしていて、スティックからちょっとずつ出さなきゃいけないし、手間がかかりますが、やわらかくて歯の弱い猫でも食べやすいんですよ」
高級キャットフードブランドのシーバやモンプチも後発で類似商品を発売したが、猫に食べさせてみたら、食いつきがよかったのはダントツでちゅ~る。先駆者の絶妙なレシピにはかなわなかった(あまりにも食いつきがいいので、「ちゅ〜るには『またたび』が入っているのか?」と一瞬疑ったが、成分表を見ると入っていなかった)。
ただし、普及しているちゅ〜るはあくまで「おやつ」で、猫の栄養バランスを考え主食になる「総合栄養食」ではない(一部、総合栄養食と書いてあるちゅ〜るもある)。
おやつだからこそ、おいしさを優先できたとも言える。パッケージには「1日4本を目安に」と注意書きがあるが、猫の体重や健康状態によっては4本は多すぎる場合も。いくら喜ぶからといって、おやつを主食にするのは厳禁だ。
●判定
猫の満足度を優先した商品力と、絶妙な水分量でちゅ~るの圧勝!
※価格はすべて税込み。希望小売価格のないものは実勢価格で表記しています。商品は次期により、販売終了する場合があります。
―[ひとり勝ち商品]の実力を検証してみた ―
中毒猫続出! CIAOちゅ~るは何がスゴいのか!?
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