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セガ「メガドライブ ミニ」が年内発売に! ミニ化復刻ブームの次なる主役を予想する

●ミニNINTENDO 64 実現可能性90%  スーファミの後を継いだ任天堂の据置機は1996年発売のNINTENDO 64になります。『スーパーマリオ64』『マリオカート64』とメガヒットタイトルも多く、『大乱闘スマッシュブラザーズ』や『どうぶつの森』など、64から始まった人気シリーズもあります。可能性は高そうですが、「64に懐かしさを感じるか?」という意味では、ややファミコンやスーファミに比べてインパクトは小さいかもしれません。

NINTENDO 64

●ミニカセットビジョン 実現可能性30%  カセットビジョンはエポック社が1981年に発売したカセット式の家庭用ゲーム機。40万台以上を売り上げ、ファミコンブーム以前にもっとも普及していたゲーム機です。看板タイトルだった『きこりの与作』の懐かしさで、ミニが出れば意外にヒットするかも!?

カセットビジョン

●ミニゲームボーイ 実現可能性95%  1989年に登場した任天堂の携帯ゲーム機・ゲームボーイ。2005年に発売されたゲームボーイミクロ(ゲームボーイアドバンスの小型版)はカートリッジ式でしたが、ソフトを挿さないプリイン形式ならば、90年代半ばに流行った「ミニテトリン」のようなキーホルダーサイズでの復刻もありえます(操作性や視認性が問題ですが……)。『スーパーマリオランド』『テトリス』『魔界塔士 Sa・Ga』と、白黒ドットでも夢中になれたソフトが目白押しでした。

ゲームボーイ

 ここまではゲームハードのミニ化復刻の予想でしたが、ゲームハード以外にもこの流れが広がる可能性は大いにありそうです。30~50代が青春時代に持っていた、もしくは欲しかったアイテムが当時の機能を一部再現した形でミニ化されれば、つい大人買いしてしまうという人も多いのではないでしょうか。  プログラミングもできる「ミニMSX」、当時のヒットソングがプリインされた「ミニAIWAのミニコンポ」、『ストリートファイターII』や『電脳戦機バーチャロン』『ダンスダンスレボリューション』が実際に遊べる「ミニアーケード筐体」……。  最近はカプセルトイなどでレトロアイテムを小型化したフィギュアも人気がありますが、場所を取らずに飾っておくだけで当時の思い出に浸れて、しかも実際に使うことができるというミニ化復刻ブームは、今後も息の長いトレンドになりそうです。
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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