更新日:2022年12月26日 01:25
仕事

女子社員の告発におびえる「セクハラ・パワハラおやじ」たち。隠ぺい工作も陰湿すぎる

日本ではどこか“他人事”のよう

 都内に社会保険労務士事務所を構える社労士の女性は、「同じようなことが、多くの企業で起きているようです。でも、世界的にパワハラ・セクハラ問題が議論されていても、日本社会ではほとんど他人事のように思われている」と言う。 「日本企業や団体内でのパワハラ・セクハラは、危険レベルと言えるほどに横行しています。にもかかわらず、誰もが他人事のように考えているようです。その根底には、当事者にその意識がない、という決定的な問題があります。  これは、セクハラやパワハラをしている人、その被害を受けている人の両方に意識がない、ということ。この問題に対しての、日本人の無関心さにはあきれます」(社労士)  たしかに、「なぜ日本では#MeTooが盛り上がらないのか?」と、イギリスBBCなど海外メディアが不思議がって取り上げたりしている。日本からはいつまでたってもセクハラもパワハラもなくならないのだろうか。<取材・文/山口準> ― 本当に実在した! 隣のブラック上司たち ―
新聞、週刊誌、実話誌、テレビなどで経験を積んだ記者。社会問題やニュースの裏側などをネットメディアに寄稿する。
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