上司が会社の倉庫で禁断の愛を…若手社員が見た“トンデモ上司”たち
世間ではセクハラやパワハラ問題が取り沙汰されているが、会社での日常生活をブラック化させているのはだれなのか……。身近な存在でいえば、上司であることが多いのではないか。ある業種にはある業種なりの“トンデモ上司”がいる。
今回、話を伺ったのは自動車メーカーで働く男性・徳永さんだ(20代・仮名)。様々な子会社や関連会社が国内外に点在する、いわゆる“大手”のひとつだが……社員数が多いだけに玉石混交なのだという。徳永さんは新製品の開発とプレゼン会議の繰り返しが多く、社内でもかなり忙しい部署。無駄なやりとりをする時間などないため彼の部署には理不尽な上司はあまりいないというが、そのぶん仕事には厳しく、なかには明らかなパワハラ上司もいるらしい。
「とにかく仕事はデキるんですが、デキない部下にはとことん強く当たる上司が同じ部署に1人いますね。先日も『お前、俺が結婚してなかったら今頃ぶん殴ってるからな!』と怒鳴り散らしていました」
そんなパワハラ上司もまだ40代の中堅社員。さらに上の者から「萎縮しちゃうだけだからほどほどにな」と言われることもあるそうだが聞く耳持たず。もちろん徳永さんも含め部下が歯向かうことなどできるわけがない。
「上の人たちもずっとこういった労働環境でやってきたわけですから、『デキないならこれくらい言われて当たり前だろ』という雰囲気があります。ただ、ほかにもいろいろな暴言を聞いてきましたが、昨今の報道とかを見る限りでは完全にこの上司はアウトではないかと」
徳永さんの勤める会社には、ボランティア活動や慈善活動などで会社の社会的イメージをアップさせる部署があるという。内容だけ聞くとなんとも優しそうな部署ではないかと思うのだが、ココがとにかくひどいらしい。
「大きな会社なので社会人スポーツが盛んで、運動するために入社した体育会系の人間がこの部署には多い。中学や高校・大学の部活動のノリをいまだに引きずっているんですよね。うちは部署数がかなり多いから、クソの掃き溜め的な部署がどうしても出てきちゃうんですよ」
スポーツばかりでろくに一般常識を学んできていないばかりか、男は王様、女はお局。そんな環境だから部下が育たないのも当たり前だ。あることないこと報告して同僚の評価を下げたり、手柄を横取りし合ったりと部署内はメチャクチャ。忙しいときでも上司は仕事をすべて部下に押し付け、外でパチンコを打ちながらタバコを吹かしているという……。
「あの部署は根本から終わっていると会社中で嫌われていますよ。そこへ配属になった同期が不憫でなりません」
古い慣習に引きずられてパワハラの概念が薄い…
社会貢献目的の部署は体育会系上がりの脳筋ばかり!?
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