危険な中国産マグロ、不自然に赤く輝いていたら要注意
日本で販売されている食品に対して無意識に“安全神話”を感じている人も多いだろう。しかし、世に流通している食材の中身は、実は日本人の知らない危険な物質が含まれている。悪質な添加物まみれの輸入食品に、生活習慣病を招く日本食……。明日の健康を守るのは自分自身だ!
寿司をはじめ、日本食は世界的なブームだ。しかし、その主役的な食材であるマグロの安全性が脅かされている。中国の飲食業界に詳しいビジネスコンサルタントの平岡正吾氏は話す。
「これまでも中国産はさまざまな危険性が報じられてきましたが、昨今は改善されつつあった。しかし、中国国内やEUの消費が高まり、中国産の冷凍マグロも価格が高騰。日本の輸入業者が価格の安さにつられ、粗悪なマグロを掴まされ、安い回転寿司店に流通している可能性もあります」
農林水産省の’16年の統計によると、マグロ類の国内供給量のうちマグロの産地表示については、同じ海域のマグロでも、中国船籍が釣り上げれば中国産に、日本船籍が釣り上げれば日本産となる。平岡氏が言う粗悪なマグロとは、中国水域で水揚げされ、保管・加工された中国産だという。
「なかでも悪質なのが、COマグロと呼ばれる一酸化炭素処理した冷凍マグロの切り身です。マグロの切り身は空気に触れると、酸素に反応してどんどん黒ずんでいく。しかし、一酸化炭素に触れさせてから真空パックすると、腐っても鮮やかな赤色を保つことができるんです。一酸化炭素は血液の酸素運搬能力を低下させ、鮮度の判断が困難になるため、日本では禁止行為。中国でも禁止はされているのですが、依然としてCOマグロの流通が横行しています」
一皿100円台の回転寿司屋で、不自然なほど赤く輝くマグロを見たら、警戒すべきだ。<取材・文/週刊SPA!編集部>
【平岡正吾】
中国を拠点とするビジネスコンサルタント、ジャーナリスト。現地の外食業界や不動産業界にも精通する
※『週刊SPA!』7/3発売号「その一品が死を招く! 不健康な食品一覧」より
赤身が鮮やかな中国産マグロは一酸化炭素処理されている
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