更新日:2018年08月01日 16:57
仕事

元銀座No.1ホステスが見た「仕事がデキるおじさん」の共通点とは?

鈴木セリーナ

物事をハイ/YESで進められる人は成功する

 仕事がデキるおじさんの特徴はプライベートの所作に現れることは分かってきた。では将来、仕事がデキるおじさんになるのは、一体どういう人たちなのだろうか? 「“ハイ”か“YES”しか言わない人ですね。NOとは言わない、ゼロ回答がない方は出世していきます。たとえば、デートの日に残業が入ってしまった。そこで、『今日はデートできない』ではなく、『家に着くのは朝4時だけど、それでもいい?』と提案をすること。それではさすがに遅いからとなっても、次のデートにつながりますよね。  これは仕事のアポイントにおいてもそう。ハイ/YESの方向で進めていける方は、間口が広がるんですよ。あの忙しい時にわざわざ時間を作って相手にしてくれたということで、何かあったら声をかける人が増えてくる。それが出世に大きく影響してくるんです」  鈴木氏と長い付き合いのあるおじさんの1人に、海外に本社を置く自動車関連企業の社長がいる。彼は365日のうち300日は日本にいないというが、日本にいる65日の間で必ず予定を空けてくれるというのだ。ちなみにそのデキるおじさんは入社当初は製品の検品からのたたき上げだったそう。まさにおじさんの希望の星である。  さて、自分でも会社を経営している鈴木氏。では、社員たちにはどのような教育をしているのだろうか。常々口にしているのは「とにかく身だしなみだけはしっかりしろ」ということ。安いスーツでもいいから、サイズ感であったり清潔感であったり、TPOに合った服を着こなすことがまず前提だという。そこをクリアしたうえで、以上に挙げたような仕事がデキるおじさんを目指していきたいところだ。<取材・文/國友公司>
元週刊誌記者、現在フリーライター。日々街を徘徊しながら取材をしている。著書に『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』(彩図社)。Twitter:@onkunion
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