更新日:2018年09月30日 12:46
デジタル

「ミニPS」に「3/4縮小アーケード筐体」 年末商戦は“ミニ化復刻”がアツい!

ゲームコラムニスト・卯月鮎の絶対夢中★ゲーム&アプリ週報

ゲームコラムニスト・卯月鮎

卯月鮎

 セガファンが待ちわびている「メガドライブ ミニ(仮)」は、「全世界同時発売を目指す」とのことで2019年に延期となってしまいましたが、入れ替わるように2018年12月3日に「ミニPS」こと「プレイステーション クラシック」の発売が決定しました。初代PS1が登場したのは24年前の1994年12月3日。日にちも合わせてあるのが心憎いですね。  このミニハード復刻ブームは2016年発売の「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ(ミニファミコン)」から始まりました。ミニファミコン、ミニスーファミと来て、噂の「ミニ64」が出る前にミニPSが発売される……というのは80~90年代のハードの歴史をたどっているようで、ちょっと懐かしさを感じます。

プレイステーション クラシック

名称:プレイステーション クラシック 発売日:2018年12月3日 価格:9980円(税抜) 出力:HDMI端子 電源:USB端子(Micro-B) サイズ:約W149×H33×D105mm 重量:本体約170g コントローラ:2個同梱  東京ゲームショウ2018でもPS1と並んで展示されていましたが、本体は縦横で約45%、体積で約80%コンパクトになっています。サイズ的にはちょうど文庫本サイズ。ミニチュアというほど小さくはないので存在感もあって、飾っておくのにもほどよい大きさです(ただし、コントローラは標準サイズなのでセットにするとアンバランス感が出ます)。

サイズ的にはちょうど文庫本サイズ

 気になるソフトは、プリインで20本を予定。ディスクの入れ替えはできません。現時点では以下の5本が公開されています。 『R4 RIDGE RACER TYPE 4』 『JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻』 『鉄拳3』 『ファイナルファンタジーVII インターナショナル』 『ワイルドアームズ』  残り15本がどういったラインナップになるかはSIEの腕の見せどころ。『アークザラッド』『I.Q~インテリジェントキューブ』『バイオハザード』『ぼくのなつやすみ』あたりが本命でしょうか。個人的には『鈴木爆発』や『天空のレストラン』『夕闇通り探検隊』に期待しています。  少々気になったのは、コントローラがアナログスティックなし、振動機能なしの初期型バージョンなこと。もうひとつは税抜で9980円という価格。ミニファミコンの税抜5980円、ミニスーファミの税抜7980円に比べるとやや割高に映ります。といっても、オリジナル版の発売当初の希望小売価格を振り返ると、ファミコンは1万4800円、スーファミは2万5000円、PS1は3万9800円となっているので、このあたりも踏襲されているのかもしれません。買うほうとしては微妙ですが……。  数量限定発売となっていて、すでにPS Plus加入者限定で9月20日から抽選先行予約が始まっています。果たしてミニファミコンのときのような争奪戦になるのでしょうか?
次のページ right-delta
懐かしのアーケード筐体もミニ化!?
1
2
ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も

記事一覧へ
おすすめ記事