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日本で働き、東南アジアでダラダラ暮らす。低年収でもハッピーな“外こもり生活”

海外では家具付きアパートを月契約で入居

アパート ちなみに海外での住まいは、家具や家電付のサービスアパート。駐在員向けのところは高いが、安いところならバンコクで月7000バーツ(2万3888円 ※10月25日時点)程度からあるという。 「バンコクでよく借りているのは市内の下町エリアにある安いサービスアパートで、光熱費とインターネット回線料込み月1万500バーツ(3万5631円 ※10月25日時点)。ワンルームですが約14畳と広く、シャワーの水圧が弱いのと備え付けのクーラーの音がうるさい程度で部屋には満足しています」  近所には屋台が多く、コンビニやスーパーもあって生活には困らない。毎日これといった予定もなく、街をブラブラしたり、同じ長期滞在の日本人の知り合いとお茶をしたりして過ごしている。 「ほかの国でも似たような感じですね。タイ以外ですと、ここ数年はカンボジアのプノンペンに滞在することが多いのですが、家賃や物価はバンコクよりも安いので気に入っています。ビザも何度も更新可能で、その気になれば年単位で長期滞在することもできますしね」  プノンペン市内には2万リエル(550円 ※10月25日時点)程度で食べられる日本食レストランも多く、ローカルフードの屋台ならその3分の1で食べられる。さらに巨大なイオンモールもある。現在はインフラもかなり整備されており、「バンコクには劣るが、タイの地方都市よりも快適」と話す。

旅がしたくなったらゲストハウスを渡り歩くバックパッカースタイルに

バックパッカー

写真はイメージです

「気分に応じてアパートを借りずに各地を転々とすることもありますが、ゲストハウスにしか泊まらないため、その場合でも出費は食事代などを入れて1日3000円程度。駐在員や現地採用で働く日本人のコミュニティからは外れているので見栄を張ったり、無理に生活レベルを上げる必要ありません。だから、気楽なもんですよ。老後の不安はありますけど、年取ったらこっちで年金暮らしするつもりなので、そこまで深刻には考えていません。健康であること前提の話ですが、今からそこを心配しても仕方ないですから」  確かに、物価安の国ならば日本では人並み以下の生活しか送れないレベルの収入でも、多少マシな暮らしができるだろう。彼のように独り身であれば、こんな暮らしもアリなのかも…だ。<TEXT/トシタカマサ> 【吉村さんの1か月の収支】※カッコ内は海外滞在中の収支 月収(手取り)26万円(0円) 家賃 0円(2万7000円) 食費 5万円(3万円) 水道光熱費 0円(6000円) 通信費 5000円(3000円) その他雑費 2万5000円(1万円) こづかい 3万円(1万5000円) 収支 +15万円(-9万1000円)
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
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