再度の転職も考えないわけではないようだが、47歳という年齢もあり、今の会社を辞める勇気はないようだ。 「この年で新しい職場でイチから働くのはできれば避けたいですから。でも、運転中ずっと気を張っていなければならず、その気疲れや肉体的な疲れも1日寝たくらいじゃ抜けなくなってきました。事故時の負担の件もそうですが、ドライバーの仕事を選んだのは間違いだったのかもしれません。今さら言ったところで仕方ないですけどね（苦笑）」 　南井さんのような、転職先もブラック企業という事態だけは絶対に避けたいところ。こんな風に転職に失敗しないためにも、これからはブラック企業を見抜く目を持つことも必要なのかもしれない。　＜取材・文／トシタカマサ＞
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。