コールセンターは“女のブラック職場”!? 元従業員の告白
「看護師を辞めてコールセンターに転職しました。ところがそこはいわゆる“女の園”。いじめられ、男性社員も頼りにならない人たちばかりだった」と嘆く湯川真由美さん(仮名・38歳)
「私は3年前に離婚したのですが、それがきっかけでいわゆる燃え尽き症候群に。それまでやっていた看護師の仕事も、『もういいや』となってしまって。夜勤もキツくなり、両親の介護もあるので高収入なコールセンターに転職することにしたんです」
コールセンターをやろうと思ったきっかけは多くの収入を見込めることだけでなく、以前に友人と短期のアルバイトでやった国勢調査の電話アンケートが面白く、そして社員から「あなたは電話がうまい」と褒められたことだと言う。
「最初に入社した会社の時給は1300円。そこから成績に応じ歩合が付く仕組みでした」
そのコールセンターが扱っていたのは美容商品。そのため、従業員のほとんどは女性だった。
「入社初日、パートのおばさんが新人を怒鳴り散らしていました。雰囲気悪いな……と正直思いましたね。後で知ったことでしたが、この会社の男性は社長と副社長しかおらず、女が絶対的な権力を誇る環境でした」
湯川さんにとっては念願だったこの仕事だが、休憩は一切なし、そして手を休めることなく電話をかけ続けることを強制させられた。
「ワンフロアのコールセンター内で、一日中電話をかけ続けていると、常に監視されているような気がしました」
やがて朝9時から夜11時半まで働くなどの長時間労働も強要された。成績が芳しくなかったからだ。
「休憩もなく長時間電話をかけさせられて、身も心も疲れ果てました。コールセンターの職場は都内に山ほどあるし、ここで我慢して働くことはないかなと感じ辞めることを決意しました」
成績が悪く、長時間労働を強いられる
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