レビューや口コミが数多溢れる昨今だからこそ、商品選びの際に貴重なのが「プロの証言」。最先端の事情に精通し、目と舌が肥えた業界関係者を魅了したアイテムとはいったい? 各界の専門家たちを直撃した!

マレーシア航空
ワンランク上の空の旅。本当に満足度が高いのはどの航空会社なのか?
高嶺の花と思われがちな航空機のビジネスクラス。だが、タイミングを選べば、エコノミークラスと大差ない価格帯で搭乗できる航空会社もある。
「例えば、1位のマレーシア航空はセールを頻繁に行っており、キャンペーン料金なら東京発の東南アジアの主要都市が12万円台で往復できます」とは航空業界の事情に詳しいライターの
高島昌俊氏(34日間でビジネスクラス世界一周に挑戦中)。
「もちろん安いといってもそこはビジネスクラス。満足度の高い機内食付きでアルコールも飲めますし、空港のラウンジも利用が可能です。さらに同じアライアンスのJALのマイルを貯めることもできるので、最近では私も積極的に利用しています」

マレーシア航空「成田~クアラルンプール便」のビジネスクラスは広々とした座席も魅力
また、2位と5位には台湾系エアラインが入った。
「台湾系はエコノミーも含めて航空券が安く、途中の乗り継ぎが面倒でもビジネスクラスなら苦になりません。2位のチャイナエアラインは特に安く、機内サービスも中国の航空会社より上。同じ台湾系である5位のエバー航空も同様なのですが、新しい機材を積極的に投入しているため、機内では快適に過ごすことができます」
一方、中国系エアラインは長距離での移動時に高いコストパフォーマンスを発揮するという。
「ラウンジが常に混雑するため、台湾系エアラインには劣りますが、目的地が欧米など遠方であれば、中国国際航空や中国東方航空は最も安く行けるエアラインのひとつ。数年前に中国東方航空でドバイに行ったときは、往復11万円台と信じられない安さでした」