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西野カナは復活する? 宇多田、絢香…活動休止から復帰した女性歌手を振り返る

大黒摩季:長年抱え続けてきた持病の療養から復帰

「ら・ら・ら」、「夏が来る」、「熱くなれ」などのヒット曲を持ち、90年代前半から、トップアーティストとして第一線を走り続けてきた大黒摩季は、2010年から約6年間活動を休止していた。  その理由は、20代から抱え続けていたという子宮疾患が悪化したため。休止期間中は、東日本大震災や熊本地震への復興支援など、社会貢献活動のみを行っていたという。投薬や手術といった治療を続けてきたことで、持病の根治が見込めたことから、活動を再開させた。  復帰して以降は、精力的にライブ活動を展開。一年以上をかけた全国47都道府県ツアーでは、85公演ものライブを行った。また2018年12月には、約8年ぶりとなるオリジナルアルバムを発売し、完全復活を印象付けた。

倖田來未:出産のために活動休止も、スピード復帰

 2012年に、第1子出産のため一時的に活動を休止していたのが倖田來未だ。数カ月の産休を取っていたものの、出産後は約2カ月というスピードで、すぐに仕事に復帰。女性ファッション誌の表紙で、出産前と変わらない美しいスタイルを披露し、ファンを驚かせた。  以降も、精力的に歌手活動を続け得ていた倖田は、2018年に再ブレイク。動画共有アプリ「TikTok」で、過去にカバーしていた「め組のひと」が、中高生を中心に大人気となったのだ。これにより、新たなファンを獲得した彼女のライブには、多くの若者が訪れているという。

 ――さまざまな理由で、歌手としての活動を休止し、復帰してから大活躍をしている女性アーティストたちをご紹介してきた。どうやら、彼女たちが休んでいた間に得た経験は、後の活動に大きく影響を与えているようだ。活動休止を宣言した西野カナの、復帰後の新しい姿にも期待したい。<文/後藤拓也(A4studio)>
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