安室奈美恵引退から1年…あゆは? 宇多田は? 安室世代の歌姫たちの“今”
昨年の9月16日、“平成の歌姫”と名高い安室奈美恵が、デビュー25周年&40歳の節目に芸能界を引退した。それからちょうど1年。安室の引退前ラストステージが行われた沖縄県宜野湾市は「9月16日を“安室奈美恵の日”にしたい」と日本記念日協会に申請したが、今月10日に認定されなかったことを発表した。
1990年代には安室のファッションのマネをした“アムラー”が街に大勢現れるなど、絶大な影響力を誇っていた彼女だが、この1年間ほどは一切メディアに出ておらず、「本当に引退してしまったんだ」と感慨深く思っている人も多いだろう。
一方、安室と同世代の歌姫たちのなかには誰がいるのか考えてみると、現在もバリバリ活躍中の者が少なくない。今回は、そんな歌姫たちの近況をお伝えしていこう。
まずは、安室よりひとつ年下の浜崎あゆみ。8月に、元恋人であるエイベックスの松浦勝人会長とのエピソードを題材とした小説『M 愛すべき人がいて』(幻冬舎)が発表され、大きな反響を呼んだばかりだ。しかも、この小説の実写ドラマが来年4月からテレビ朝日系で放送スタートすることも決まっており、浜崎自身も注目を浴びることだろう。
とはいえ、浜崎が軸足を置いているのは、あくまでも音楽活動。デビュー21周年を迎えた今年は、5月1日の令和元年初日から8月まで全国ツアーを回っており、その続きとなるツアーも来年2月から8月にかけて実施される。11月には、200万枚以上を売り上げた2ndアルバム『LOVEppears』(1999年)の20周年記念盤が発売予定なので、“あゆ”再評価の機運は高まっているといえそうだ。
続いては宇多田ヒカル。今年2月に「歌姫ってなんなん」とツイートしており、“歌姫”という表現には思うところがあるようだが、1999年発売の1stアルバム『First Love』がオリコン集計で700万枚超えという日本最多のセールスを記録するなど、安室世代のなかでも存在感はピカイチといえるだろう。
宇多田は2010年に“人間活動”という名目でアーティスト活動を休止するも、2016年に再始動。そこから2枚のオリジナルアルバムを制作し、デビュー20周年イヤーとなった昨年には、2006年以来となる待望の国内ツアーを成功させた。今年1月にも、人気ゲーム『キングダム ハーツIII』の主題歌となった22ndシングル『Face My Fears』を発売しており、彼女の創作意欲はまだまだとどまるところを知らないようである。
浜崎あゆみ:ノンフィクション小説が話題となるも、やはり活動の中心はライブ
宇多田ヒカル:デビュー20周年を突破してなお、アーティストとして進化中
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