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SNSの写真加工が不自然すぎるキャバ嬢に会いに行ってみた「何がおかしいのかわからない」

写真が「おばけみたい」っていじられるけど…

 冒頭でも述べたとおり、今やSNSで写真を加工することは決して珍しくない。見た目の第一印象が重要なキャバ嬢にとって、SNSは営業ツールのひとつとも言えるだろう。より良く見せるために、加工がひと役買うことは間違いない。 ゆめぴりか しかし、SNSに親しんでこなかった中高年からすると加工に対して違和感は否めないが、若者やキャバ嬢たちの間でゆめぴりかさんのような加工が流行っているのかと言えば、そうではないという。 「同僚や友達からも私の写真は『おばけみたい』っていじられる(笑)。『そんなんじゃお客さん来ないよ』みたいに言われたこともあるけど……結局は、自分がカワイイと思えれば別にいいかなって」  過去には否定的な意見が挙がることもあったというが、彼女は自分を貫き通したのだ。その結果、現在は“キャラ”として定着し、加工をヤメるどころか「むしろ、いじってもらっておいしい」状態になったという。 「たいてい、お店で初めて会ったお客さんとも『インスタの加工すごいね』という会話から始まるので、それが“お約束”みたいになってます(笑)。先輩から席で話をふってもらえることも増えました」
ゆめぴりか

将来の夢は「お嫁さんになること!」

 彼女のタイムラインをのぞいてみれば、ピンクを基調にキラキラしたものや、最近ハマっているというホテルのアフタヌーンティーなどが多く見られ、ゆめぴりかさんが理想とするカワイイ世界観で統一されている。  SNSはだれでも自由に自己表現できる場。最近では彼女の感性に賛同し、応援してくれるファンもいるそうだ。 「インスタでお客さんが増えたという実感はあんまりないけど、女のコからもダイレクトメッセージが届くようになりました。こんな私にみんな優しくて……。わざわざ京都から会いに来てくれたコもいました。だから、『加工する必要ないんじゃない?』と言われることもあるけど、ヤメるつもりはなくて。でも、やっぱり『実物はもっとカワイイね』って言われたときは、本当にうれしいですね」<取材・文/藤井厚年、撮影/林紘輝>
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスとして様々な雑誌や書籍・ムック・Webメディアで経験を積み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
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