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地獄の新入社員歓迎会。アルハラ上司にビールをぶっかけてしまい…

 以前よりは減ってきたとはいえ、飲酒やイッキ飲みの強要、酔ったうえでの暴言やセクハラ行為などのアルコールハラスメント(アルハラ)は未だに多い。

飲み会でいつも飲酒を強要してくる

パワハラ

写真はイメージです(以下同じ)

 素材メーカーで働く鈴木昌也さん(仮名・39歳)が以前勤めていた会社にもN課長というアルハラ上司がいて、「いつも職場の飲み会が憂鬱で仕方なかった」と話す。 「普段から言動がパワハラ気味でしたけど、特にひどかったのが飲み会のとき。いわゆる“俺の酒が飲めないのか”タイプの人で、体質的にお酒がダメな人にも無理矢理飲ませようとする。営業成績で全国1位を取ったこともある人で、売り上げに貢献していたから会社もその人にはあまり強く言えなかったんです」  私的な飲みの誘いは極力断っていたが、忘年会や新年会、歓送迎会などは事実上の強制参加。だが、ある年の新入社員歓迎会で鈴木さんは、N課長に対してとんでもないことをやらかしてしまう。 「それは新人研修明けに行われ、ウチの営業所に配属されたA君の歓迎会でした。けど、彼は下戸どころお酒はまったく飲めなかった。今思えば自分のミスかもしれませんが、本人にお酒が飲めるかを確認しなかったんです。事前に知っていたらまだ手の打ちようがあったので……」  アルハラN課長とは最悪の組み合わせだが、歓迎会が始まって早々に懸念は現実のものとなる。 「A君のジョッキのビールがまったく減っていないことに気づいた課長がしつこく飲むように言ってきたんです。彼がそこではじめてアルコールをまったく受け付けない体質であることを話したのですが、課長は『みんな最初はそうだから』『飲んでるうちに慣れてくる』と意に介さず勧めていました」 お酌

課長を注意したら、今度は自分に絡んできた

 それでもA君がためらっていると、イライラしたのか「早く飲めって言ってるだろ!」だとN課長が爆発。うっすらと涙を浮かべて謝る姿にさすがにマズいと思い、慌てて間に入るがN課長の怒りは収まらない。 「『酒が飲めなくて営業マンが務まるか! 飲めーっ!!』って叫ぶN課長に、うっかり『飲めなくても仕事はできる』と反論してしまったんです。すると、今度は『鈴木、俺に意見するなんてお前もいい度胸だな』と自分に矛先が向いてしまいました」 パワハラ 自分が我慢して済むならと身代わりを覚悟した鈴木さんだったが、唾を飛ばしながら暴言を吐き続けるN課長に対してキレてしまったとか。 「髪を掴まれて、『査定を全部最低にしてやる』と言ってきたので、ついカッとなってしまい、ビールをぶっかけてしまったんです。20代のまだ若手だったころの話とはいえ、感情的な行動に走ってしまったのは言い逃れのできない私の失態です」  その場で土下座して謝ったそうだが、「タダで済むと思うなよ」とチンピラのようなセリフを吐いて課長は途中で帰宅。翌日、会社に出勤すると、部長から早速呼び出しがかかったそうだ。
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一方的な悪者にされ懲戒処分に…
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