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日本の学校教育と校則がもたらした、日本経済への大きな損失/鴻上尚史

最近ハマったスマホゲームと、おすすめの本

ドン・キホーテのピアス 新年、あけましておめでたいといいですねえ。今年こそは、めでたい年にしたいと思いますねえ。  お正月はどうすごしましたか?と書きながら、この原稿は、じつは去年の12月22日に書いているのですが、仕事もしないで、スマホのゲームにハマッた正月になったかもしれないと、未来の自分に怯えています。 「Toon Blast」って、パズルゲームです。知ってます?  これがじつに良くできたゲームなのです。普通、こういうタイプのゲームは、レベルが上がっていくと課金しないとクリアできないシステムになっているわけです。金、使えよ~という狙いですね。  でも、この「Toon Blast」は、レベルが上がっても必死にがんばれば、課金なしでもいけるんです。そこがじつに素敵です。  実際に、僕は、今、レベル1から始めて、3400まで来てます。いや、だから、パズルを3400回、クリアしたってことですね。気が遠くなりますね。  最近のスマホは、勝手に「どれぐらいゲームをやってたか?」を教えてくれるわけで、週平均3時間45分、昨日は5時間15分と出た時は、「俺は何をやっているんだあ!」と自分を責めました。  いや、仕事もしてるんですよ。してるんですけど、仕事の合間に「Toon Blast」をしてるんじゃなくて、「Toon Blast」の合間に仕事をちょっとしてる感じですね。

君らのためと説明できない校則は全部、パワハラ

 さらにその合間に、『還暦からの底力―歴史・人・旅に学ぶ生き方(出口治明著 講談社現代新書)』という本を読みました。  タイトルは還暦の人向けなんですけど、全然、還暦限定ではなくて、興味深いものでした。  もともと出口さんの学校関係者への「皆さんの学校に校則があるでしょう。それを1条ずつ読んでください。そして、生徒がどんな屁理屈を言ってきても、自信を持って、『君らのためになるから、こういう規則がある』と説明できない校則は全部、パワハラです。自信を持って理由を説明できない校則は、全部やめなさい」という言葉を知って、「おおっ!」と思ったのが始まりです。
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日本の学校教育と校則がもたらした弊害とは
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