仕事

新入社員が定時で「お先に失礼しまーす」。絶句する我々は古いのか?

飲み会に誘えば「強制ですか?」に絶句

 飲み会に誘えば「それは強制ですか」とか「仕事ですか」と、新人から返ってくる場合もある。仕事ではないだろうが仕事の話もする、そんな飲み会でお互いに距離を縮めあって、楽しく仕事をしていこうという上の思いは、今時の若者には届きにくいのか、それとも単に“うざったいもの”なのか。  大阪の総合商社に勤める牧村浩介さん(仮名・50代)がこう話す。 「飲み会に関しても、社員だけで行うのなら“業務”ではないのか? 1年前にそう言ってきた新人には度肝を抜かれたというか、そこまで言うかよ、と寂しくなりました。  しかし、本当に社の飲み会が業務の一環だと見なされ、飲み会の費用が出るだけではなく、飲み会の日は仕事を早めに切り上げてもいい、というルールまでできました。残業もほぼなくなり、もちろん休日に社員に電話をするのもNGに。  ここまで割り切る欧米型の考えはなじまないと思っていましたが、やってみるとすごく効率的です」 飲み会 最初は馴染めなかった、できるわけがないと思っていた“改革”も、いざやってみると想像以上に快適で、それまで改革を拒んできた世代が、自ら次の改革を欲するようにもなったという。  定時ぴったりに帰る新人を苦々しく思う人も少なくないだろう。しかし、彼ら・彼女らが悪いわけでは決してない。彼らは我々の知らない世界を生き、価値観も全く違う。それに、彼らがスタンダードになって、みんな定時で帰れるようになれば、ラッキーではないか。  新人を見て、生き方を改めれば、新たな世界がそこに広がっている、という事実に期待したい。<取材・文/森原ドンタコス> ― シリーズ・モンスター新入社員録 ―
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