「令和」ドミノ倒し222メートルを成功させた、平成生まれたちの想い
改元の祝賀ムードに日本列島が包まれた4月30日、平成の日数と同じ1万1170枚のドミノを倒して新元号を記念するイベントが、横浜市内の特設会場で行われた。
全長222メートルの巨大ドミノの最後には、「令和」の二文字をドミノで浮かび上がらせた。
イベントを企画したのは平成元年世代のライターのツマミ具依(ぐい)氏。SNSなどでメンバーを募り、平成生まれを中心とした約15人のスタッフが1日がかりで作成した。
ドミノには一枚一枚に日付ラベルが張られ、「松坂大輔が甲子園連覇(平成10年8月22日)」、「リーマン・ショック(平成20年9月15日)」、「安室奈美恵が引退(平成30年9月15日)」など、大きな事件や記憶に残る出来事があった日には写真パネルが立ち上がり、平成の約30年間を振り返ることができる仕組み。走馬灯さながらに、時の流れを感じさせた。
準備は3日前からチーム総出で行われ、日付ラベルの作成や張り付け、図面の作成などを手分けして実施。当日は早朝7時から作業をスタートさせ、地面に書かれた設計図に沿って一枚一枚、慎重に組み立てていった。
設置中には何度も途中でドミノが倒れてしまうアクシデントに見舞われ、「アーッ……!」という悲鳴やため息とともに、パタパタとドミノが倒れる音がフロアに虚しく響いた。ドミノが完成に近づくにつれて会場の緊張感が増し、“事故防止”に置かれていたストッパーを外すと、ピリピリ感は最高潮に達した。
ドミノで平成を振り返る、その仕組みとは?
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