“パパ活”目当てが増加中…底辺グラドルが蠢く業界の深淵
アイドル戦国時代と呼ばれて久しいが、今や地上波のテレビで見る人だけが“アイドル”というわけではない。ライブや撮影会のみで活動する地下アイドルまで含めれば、一体どれだけの数がいるのだろう。全国で数百の事務所があり、フリーランスまで含めると数千にものぼると言われている。
ただし、その中で食べていけるのはほんのひと握り。それでもなぜ、アイドルは増え続けているのだろうか。芸能界のピラミッドで“底辺”に位置するような彼女たちは、どのようにして生きているのか。昨今では副業はもちろん、枕営業やパパ活など、ネガティブな現実が明るみに出つつもある……。今回は、そんな底辺グラドルの世界をのぞいてみたい。
「今はアイドルの敷居が低くなって、だれでもなれるようになりました。選ばなければ、どこか事務所に入れる。それこそSNSが上手ければフリーランスで始めちゃえばいいし、内容が面白ければ可愛くなくても大丈夫だと思う」
こう話すのは、『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)の著者である吉沢さりぃさんだ。業界歴は10年以上となり、“底辺グラドル”を名乗る。今年で34歳を迎えるが、代表作と呼べるようなDVDもなければ、写真集も出版されていない。そんな彼女が思う“底辺グラドル”の定義とは?
「少年誌や雑誌で撮り下ろしてもらえない、グラドルだけでは食べていけない。そんなグラドルが底辺だと思います。現在は、“それっぽい”人たち……撮影会やSNSのみで活動する人も多いですが、彼女たちは底辺ですらなく、もはやグラドルでもない。感覚的には、どちらかと言えばインスタグラマーに近いんじゃないですかね。『今日は撮影です』って書きたいみたいな」
ここ数年でだれでも発信できるSNSが浸透し、テレビや雑誌に出なくとも“それっぽい”活動をする人も増えた。記者は数年前まで、ギャル雑誌『egg』など読者モデル中心のティーン誌にも携わっていたことから、夢見る若者たちの動向を追い続けてきた。
もちろん、グラドルと読者モデルは似て非なるものだ。記者は読者モデルの水着グラビアページを担当していたのだが、「有名になりたい!」という夢や承認欲求という部分では共通点もあるように思える。かつては、雑誌に出ることが彼女たちのステータスでもあったが、それは遠い昔の話。今はSNSで“いいね!”がつけば、じゅうぶんなのかもしれない。
グラビアで食べていけない“底辺グラドル”の世界
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明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスで様々な雑誌・書籍・ムック本・Webメディアの現場を踏み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者として活動中。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。趣味はカメラ。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi
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『最底辺グラドルの胸のうち』 週刊誌やコミック雑誌のグラビアを飾ることもなく30代を迎えてしまったグラビアアイドル・吉沢さりぃが赤裸々に語る。マウンティング、枕営業、副業、恋愛、妊娠、そしてSEX……脱け出せないのには、理由がある!
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