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オートレース平成のベストレース…廣瀬勝光の挑戦と大歓声を受けた鈴木幸治

<平成ギャンブル名勝負第1回・オートレース編>  令和になって約1ヶ月、31年に渡った平成時代のギャンブル名勝負を振り返る。今回は平成のオートレース名勝負を紹介しようと思う。日本最速の公営競技であるオートレースはさまざまなメーカーのバイクがあった昭和から、平成5年には車種がセアに統一、また残念ながら平成28年にはオートレース発祥の地船橋オートレース場閉場となった。激動だった平成オートレースだが、令和のオートレースは鈴木圭一郎など新しい顔が登場し、これからも迫力と興奮のレースは続いていくだろう。  というわけで本題の平成ベストレースだ。まずは車券販売サイト『Gamboo』でオートレースを初心者からベテランまで唸らせる解説でおなじみのDJトミー氏に平成のベストレースNo1を選んでもらった。 「名勝負と呼ばれるものの大半は、人々の記憶に残りやすいグレードレース。確かに、メンバーは勿論、ハンデもかなりキツイ中での競走は観る者すべに強烈な印象を与えるのも事実。しかし、オートレースの魅力はハンデ戦にあり! 軽ハンが逃げ切るのか… 最重ハンがどの場面で前段を捉え頭に立つのか… そして、ベテラン勢が魅せるテクニック… 見所満載であります。一般戦でなければ味わえない魅力ある競走もあるものです」  そう言って選んだのは、大ベテランVsデビュー3か月の新人が繰り広げた一般戦での名勝負だ。

田代VS廣瀬! 平成21年(2009年)4月21日川口オート一般戦優勝戦

DJトミー氏推薦は平成21年川口オート優勝戦の新人VSベテランバトル

平成21年(2009年)4月21日川口オート一般戦優勝戦  レースは新人の廣瀬勝光がハンデを生かして懸命に逃げ、それを当時50歳の超が付くほどのベテラン、田代祐一が追いかける展開となる。田代が残り2周の時点で逃げる廣瀬を捕まえたものの、一旦捕まった廣瀬勝光が捲り返しもう一度先頭を覗くデットヒートになった。最終周回の1~2コーナーでは新人にはまだ難しいとされるインからの捌きで田代を抜きにかかる、しかし田代が冷静に回って凌ぐ……年齢差があっても戦えるモータースポーツならではの激戦だった。 「私の中の平成ベストNo.1は、田代祐一vs廣瀬勝光の一戦に尽きます。当時、廣瀬はデビュー三か月の新人。その新人レーサーが闘志むき出しで、田代祐一に向かう競走は痺れました!」(DJトミー氏)  勝った田代の談話も語りづがれるものだった。 「優勝インタビューで田代祐一は『あの新人。廣瀬って子はいい度胸してるな!アイツは間違いなく強くなるぞ。天晴れ……』と、あの田代祐一を唸らせた一戦でした」(DJトミー氏)
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伊勢崎が沸いた!地元ベテランの快走劇
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