「ウチの子にモーニングコールして」学童保育にもいるモンスターペアレンツ
―[モンスターすぎる親たち]―
「学童保育のモンスターペアレンツ。クレームやら言いがかりやら、ハンパなくきつかったですね」と呟くのは木島まどかさん(仮名・33歳)。
まどかさんが以前働いていた学童には、モンスターたちが跋扈していたという。学童保育とは、日中に親が家にいない家庭の、小学生を放課後も預かるシステムだ。
やることなすことにクレームをつける校長の釣り仲間
まどかさんが走っている子供に危ないからと注意すると「素人が。子供たちの関係性が出来上がるまでは見守っていなさい」とクレームを入れてきたのだ。
「もし子供がけがをしたら責任を取るのはこっち。関係性なんて知るかっ! って話ですよ」
案の定、子供が転倒して膝から血を流して泣き出した。するとその保護者が「何をやってるんだ。何のためにお前はいるんだ」と、まどかさんに詰め寄ってきたそう。
「あの時は呆れて言葉も出なかったです。でもそれだけじゃない。例の保護者の子供が倉庫に閉じこもったときのことです。私は優しく『出てきなさい』って言い続けたんですが、その子は無視して倉庫に居座りました。他の子の面倒もみなくてはいけないので、仕方なく放置したんです。そうしたら案の定、親が怒鳴り込んできて、『子供が暗がりに閉じ込められてトラウマになったらどうするんだ!』と説教されました。
まあ放置してしまったことは事実なので謝ったんですが、耳を疑う言葉がその保護者から出てきました。『お前が無理矢理倉庫に入ることをそそのかしたと息子は言っている』と言うんです。大人が子供にそんなこと言うわけないじゃないですか。でも、そういう親は子供の言うことを全面的に信用してしまうんですかね。私が色々弁解しても、何も聞いてくれませんでした。結局2時間近くグチグチ文句を言われました」
この親のクレームに心底困り果てたまどかさんは、教頭にどうにかしてくれないかと打診をした。しかし例の父親、実は校長の釣り仲間だったそう。毎年お中元などを送っているうちに親交が深くなり、今では校長でも気を使ってモノを言えないのだという。
「もっとも偉い校長に頼んでも無駄だとわかり、絶望しましたね。他の学童保育士も諦めきっていましたし、仕方ないので我慢することにしました」
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